「金」の谷本 妹が「出て行って!」と叫んだ訳

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   <テレビウォッチ>柔道では、内柴正人につづいて谷本歩実(27)がオリンピック2連覇を達成した。

よかった

   谷本は前回のアテネからオール一本勝ちという鮮やかさ。「一本をとる柔道」に徹し、それがかなえられたこともあって、優勝後のインタビューでは笑顔がはじけ、「日本の柔道を世界に見せたかった……最高にうれしい」と、ことばもはずむ。

   テリー伊藤は「柔道選手ではなくて柔道家が出てきて、やっとスカッとした」と話し、加藤浩次は「よかった」を連発した。

   番組は、彼女を支える大きな力となった妹育実(24)を紹介した。同じ実業団で柔道をやる姉妹はお互い稽古相手も務める。アテネ後の姉が目標を失いかけ、道場でも稽古に打ち込めない姿を目の当たりにした妹は、「やる気がないなら出て行って」と口にして泣いたという。

   妹の叱咤に気を取り直した姉はようやく北京代表の座を獲得。そして膝を痛め5月に手術を受けた妹に「プレゼントになる試合をしてくる」と言って決勝に臨み、約束を果たした。

   表彰台で浮かべた涙には、妹への感謝の思いも込もっていたに違いない。インタビューでは「みなさんのおかげで金メダルを取ることができました」と述べた。

   娘の快挙を会場で見つめた父は、「これ以上の親孝行はない。歩実やったな。オヤジはうれしいぜ」と目を細めていた。谷本家のほのぼのとした家族愛を感じさせる映像だった。

   それにしても、内柴以外の男子柔道はどうしたのだろう。後半戦で巻き返してくれるのだろうか。

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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