井村・中国コーチが見抜いた 日本シンクロと中国の未来

印刷

   <テレビウォッチ>シンクロナイズド・スイミング・デュエットで鈴木絵美子(26)、原田早穂(25)が銅メダルをとった。前回アテネの銀からひとつ下がったが、2人はそれよりも「中国に勝った」喜びを口にした。

少し前までは…

   その中国のヘッドコーチが、井村雅代・元日本監督(58)だったからだ。日本ペアの前の監督だ。アテネの銀も、井村元監督の厳しい指導が生んだもの。だが、同じ指導で中国ペアは力をつけてきていた。おととい(8月19日)の予選、きのうの決勝とも、得点は僅差だった。

   中国ペアには、2006年12月のアジア大会で負けている。井村元監督が中国のコーチに就任したのは、その直後だった。「なぜいま、ライバルに?」と衝撃だった。そのとき、当の井村元監督はこういっていた。

   「日本と中国が世界一を争う姿がいちばん望むところ」「レベルの高いものを抜いていくのは当たり前。出ていったからって、揺るがない。日本はそんなにやわじゃない」

   しかし、今年4月の北京五輪予選で、鈴木・原田組は中国ペアに敗れた。「メダルはもうダメかと思った」と原田は明かす。1984年のロスから続くメダルが途切れるかもしれない。だが、ここからがんばった。

   おとといの予選を終えた段階で、原田は「気を抜いた方が負け」。井村コーチも「明日は面白いんじゃないですか」といっていた。しかし、決勝で日本ペアは大技を決め、スピードは最後まで衰えなかった。得意の激しい足技。いわば"恩返し"を果たしたのだった。

   井村コーチはそのとき、「最後にちょっとミスをした。あれが、あの子たちの力です」とクールだった。明日からのチームの闘いで火花が散る。

   鳥越俊太郎が「実はスペインが、前回4位だったのが2位になってる」と解説した。スペインのコーチもまた日本人なのだ。「アトランタで選手だった藤木麻祐子さんといって、井村さんや日本監督の金子正子さんより若い世代なんだけど、力をつけてきている。中国、スペインを日本人が指導しているんだから、すごいこと」

   赤江珠緒が、「少し前までは、ロシアがダントツで日本は2位につけてた」

   小木逸平も、「去年の技術点だけを争う大会では、スペインはロシアを破ってますよね」

   「より高いレベルの闘いになってるんですね」(赤江)

   「おかげで、アメリカが落ちちゃった(5位)」と鳥越。次の女の闘いは22日になる。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter
コメント・口コミを投稿する
コメント・口コミを入力
ハンドルネーム
コメント・口コミ
   

※誹謗中傷や差別的発言、不愉快にさせるようなコメント・口コミは掲載しない場合があります。
コメント・口コミの掲載基準については、コメント・口コミに関する諸注意をご一読ください。

注目情報PR
追悼
シニアの健康ライフ
Slownetからのおすすめ記事(提携)

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中