緊急事態に出動しない消防って何なんだ!

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   <テレビウォッチ> 何ともひどい話だ。8月16日夕方、北関東が豪雨に見舞われたさい、鹿沼市内で冠水した道路で、水没した軽乗用車に閉じこめられた女性が水死した。ところが、消防も警察も複数の通報を受けながら、動かなかったというのだ。

原因究明をきちんとしないと

   女性は高橋博子さん(45)で、市道が東北高速道路をくぐるガード下にさしかかったところで、急激な増水に飲み込まれた。現場は一段低くなっていて、もう1台の車も水没していた。

   高橋さんから携帯で連絡を受けた母親が119番。だが、鹿沼市消防本部は、別の車の件(運転者は自力で脱出)だと思い、動かなかった。これが午後6時22分。これから約1時間後、パトロール中の警官が車を発見したが、高橋さんは助からなかった。

   高橋さんから電話を受けた母親の良子さん(75)は、「『キャーキャー、キャーキャー。水が、水が』という声ばかり。最後に『お母さん、さよなら』といったのが忘れられない」という。

   実は高橋さんはこの日、中国へ語学留学していた長男の雅人さん(19)が帰国。市内のバス停まで迎えに行く途中だった。雅人さんは、「雨がひどいから早めにと電話で話した声が最後になった」という。さらに「確認もしないで出動もしないで、消防って何なんだ」と怒る。

   あとでわかるのだが、高橋さんは自らも携帯電話で110番。他に目撃者も119番通報していたが、警察は近くであった水没事故と混同して、これも動かず。消防本部は、「車が2台」という通報に「2台?」と答えていながら、担当者はこれを内部に伝えなかったのだという。

   消防本部は、「電話が鳴りっぱなしの状態で対応者が混乱した」という。当時鹿沼地方は、1時間60ミリという記録的な豪雨だった。現場は、大雨でしばしば冠水する場所で、この日は水深が2メートル近く、軽乗用車は完全に水没していた。

   また、鹿沼市は事故の少し前、近くの業者に「通行止め」の看板を掲示するよう頼んでいたというが、すでに水流が激しくて、看板は出せなかったという。

   松尾貴史は、「受ける方がパニックになってどうする。おかしい」という。その通りだ。消防、警察はそうした緊急事態に対応するのが仕事のはず。

   赤江珠緒は、「原因究明をきちんとしないといけないですね」

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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