2024年 4月 27日 (土)

五輪で敗れた親子に贈る「テリーのエール」

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   <テレビウォッチ>北京五輪で期待されながらメダルに届かなかったアスリ-トも少なからずいる。番組はウェイトリフティング48キロ級で6位に終わった三宅宏実(22)を追った。時間をかけて取材しているところを見ると、メダルを取る方にかけていたのかもしれない。

テリー: ロンドンではきっと役にたつ

   彼女の父、義行(62)はメキシコオリンピック重量挙げフェザー級の銅メダリストだ。「父と同じオリンピックのメダルが欲しい」と、父の指導を受けてウェイトリフティングを始めた娘は、3年後のアテネ大会で9位に入る。そして2006年の世界選手権では銅メダル獲得と、順調な競技生活だった。

   が、昨年、左股関節の故障が悪化してからは満足な練習ができず、北京への道はけわしくなる。ここで父は「今できることを精一杯やる」ように娘に言い聞かせ、その言葉に「助けられた」という娘は発奮、オリンピックの切符を手にしたのだ。

   娘の不本意な結果を振り返って、いま父は「やるべきことはやってきたつもり。これだけやっても6位までしか届かないか」と無念さを隠さない。

   一方、宏実は「父と一緒にやらない方がいいかなと一瞬、思った。父ではダメかな、という意見があるかもしれない。でも、ロンドンは最後のチャンスで、親子でできないのはシャクだという思いもある。親子だから出来るということを証明しないと私自身も納得いかない」と早くも4年後に向けて、決意を新たにする。

   加藤浩次から話を促された三船美佳は「父と子の絆は競技においては師弟の関係で、プレッシャーも強いかなとも思う」と話す。

   これを受けて勝谷誠彦は「お父さんのころは日本が高度成長期で、いまの中国。国民がヒーローを求めたなかでお父さんはメダルを獲得するためにすごいプレッシャーだったと思う。今は時代が違う。軽さ、力を抜けるところを、お父さんには教えてほしい」と言った。

   テリー伊藤は、レスリングで金銀のメダルに分かれた伊調姉妹を引き合いに出して、「お父さんが銅メダルのとき、お兄さんは金メダルだった。お父さんの悔しさのパワ-は宏実さんもずっと感じているはず。ロンドンではきっと役にたつと思う」と語る。

   加藤が「26才、一番いい時期」というロンドン大会で、娘はリベンジできるか。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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