2024年 5月 6日 (月)

そんな報道は自民党の思うツボ

初めての方ご注目!プロミスなら最短1時間融資でお急ぎでも大丈夫!

   <テレビウォッチ>番組のプレゼンター、長谷川豊アナが総裁選報道を前に異例の選手宣誓(←比喩)を行った。なんでも偉大なるパワーを持つマスコミの一員として、フェアプレー精神に則り、冷静な、責任ある報道を心がけるつもりだという。

反省してると言ったけど…

   長谷川はなぜ、そんなことを言い出したのか。小泉元首相2005年総選挙の反省があるからだ。「小泉首相の演説、オモシロイ、盛り上がる。視聴率が取れる。刺客、杉村太蔵、オモシロイ。ワー(と大騒ぎで報道した)」。すると、愚昧な下々はこぞって自民党に投票し、与党に2/3以上の議席を与えた。それがショージキ何に使われたか。「ガソリン税維持と自衛隊の延長じゃないですか」

   とはいえ、政治にはパフォーマンス的な面もあるし、わかりやすさも大事だなどと言い訳がましく前置きしてから、長谷川は自民党の総理候補者や有力者を、景気優先派、財政再建派、上げ潮派にわかりやすく分類しつつ、得々と解説していた。

   そこへ、小倉智昭キャスター兼ディレクターから生ダメ出しである。「長谷川クンね、さっき反省してると言ったけど、そうやって説明をしてる。これは自民党の思うツボじゃない」。曰く、一般の国民には総裁は決められない。投票できる自民党議員や都府県連の代議員には、政策指向の違いなど無意味である。選挙に勝てる「顔」かどうかだけ。だとすれば、これも「ワー」<(c)長谷川>じゃないの? とオグラは言いたかったらしい。

   ダメだしをくらって、「わたし、スタジオでかなり居心地の悪い感じになってます……」と苦笑した長谷川だったが、その後もめげずに、総裁選のスケジュールなど紹介しつつ、得々語りを続けていた。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中