「ハラハラ、ドキドキ感がない」 自民総裁選「解説」(下)

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   <テレビウォッチ> 『朝ズバッ!』に生出演した渡辺喜美・前行革相の熱弁を聞くと、自民党政権の末期的症状を強く感じる。政権維持を半ばあきらめているのではないかとすら思う。(「上」から続く)

国民が何を期待しているか

   まず、渡辺前行革相の熱弁続きを……

   「昨日(9月3日)の両院議員総会を聞いていて、昔は紛糾の仕方があんなものではなかったと。ヤジ、怒号、椅子を投げるのではないかといった雰囲気があった。それが、麻生さんで決まりというわけか、消化試合という雰囲気がある」

   「自民党も寿命が尽きそうだと、元気がないのかもしれないが……ハラハラ、ドキドキ感がない」

   「派閥の前に党がある。党の前に国家・国民がいる。延命のための総裁選挙なんてダメです。今何をやるべきか、ですよ」

   これにジャーナリストの嶌信彦が「福田さんは自分が辞めることによって新しい体制を作り、エンジンをふかして改革を進めてもらいたいと言ったけれど。現実は、辞めたことによって、全部エンジンがとまっちゃった」と。

   さらに司会のみのが、フリップに書かれた文言を読み上げて嘆いた。「経済政策、行政改革、年金、道路特定財源、拉致問題……。拉致担当大臣まで誕生しても、何にもしないでそのまま消えていってしまう。行革に関して国民の意識がグーッと高まったじゃないですか。国民が何を期待しているか分かっているはずだ」。

   これに渡部前大臣が、以下の熱弁を……

   「毎年、医療費は1兆円増える。それで2200億円抑制しようと大変怒られている。厚労省の特別会計には、雇用保険特別会計があり、すごいお金持ちですよ」

   「労働保険全体では5兆円の埋蔵金があり、雇用保険だけで1兆円の埋蔵金がある。役所の中のタテ割りでそれを医療費に回せないんだ。同じ厚労省の中で融通ができない。これが現実です。徹底して内閣一元化を図っていこうと言っているのですが……」

   官僚病という病魔に侵されている日本。それが分かっていながら手も出せず、困難に屈して辞めていく、気概が感じられない首相……。国民も政治の現実を見極めないと、とんでもないことに……

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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