2024年 4月 26日 (金)

「オレは警察」詐欺 「最強」防御策を披露

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   <テレビウォッチ>「なんで私が選ばれたかというと、これまでだまされ続けてきて……」(ワーッと笑いと拍手)、「そんなに拍手しなくても……」(また笑い)

ご自分のことになると

   歌手の島倉千代子が、おととい(10月4日)台東区で開かれた「生活安全の集い」で、約1000人のお年寄りに、振り込め詐欺防止策を訴えた。警察も防止対策にやっきとなっている。

   今(2008)年の被害額が、8月までで214億円。昨年の251億円を超える勢いだからだ。1日の被害額は、8769万円。被害者はみな高齢者だ。

   いまや古典的な「おれおれ詐欺」、次が「還付金詐欺」、果ては婦人警察官や銀行を名乗る。さらに最近は直接受け取りにもくるのだそうだ。

   先月ひっかかった88歳の女性の場合。婦人警察官を名乗って、「あなたのキャッシュカードのデータが盗まれている。すぐにカードを替えた方がいい」と。すると、今度は「銀行協会」の人から電話があったので、口座番号、キャッシュカードの暗証みんなしゃべってしまった。

   むろん、「婦人警官」と「銀行協会」はぐるで、次にこの女性からキャッシュカードを奪う算段だったらしいが、女性が身内のアドバイスで警察に通報して難を逃れた。実はこれが、最近目立っている手口。

   甲府市の60代の女性は、千葉県警を名乗る男から「あなたの個人情報が盗まれています。セキュリティーのために、これから、保安協会の会員が出向きます」と告げられ、現れた男に通帳4冊とキャッシュカード4枚を渡してしまい、211万円をだまし取られた。

   受け取りに来るかわりに、バイク便や郵パックを指定してくることもあるというからご用心。

   「朝ズバッ!」が街でお年寄り100人にアンケートしたところ、なんと42人がそれらしい電話を受けたことがあった。「息子が痴漢をしたとかで。20万円といってた」「150万円。携帯の番号など聞く。おかしいと思っても半分信じるよね」と声も生々しい。

   みのもんたが、「こうしてニュースのあるごとにお伝えしているんですが、ご自分のことになると、ニュースで見たことが飛んでっちゃうんですね」

   岡安弥生が、「みのさんの周囲で電話を受けたことのある人は?」

   「かけたヤツはいるらしいんだがね」(笑い)

   撃退法を岡安が並べたが、みのは、「お金の話が出たら、『わかりました。どうぞおいで下さい。警察の方に立ち会ってもらいますから』といえば、来ませんから。これがいちばん」。

   わが家は高齢家庭だが、まだこの手の電話を受けたことがない。心待ちにしているんだが、残高がないのを知ってるのかしらん?

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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