「給付金2兆円」対策の目当て 経済か選挙か

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   <テレビウォッチ>政府・与党はきのう(10月29日)、追加の経済対策として「給付金2兆円」の支出を決めた。1世帯あたりにすると、3万8226円なり。麻生首相は「生活対策としてそれなりの効果はある。年内に実施する」といった。

高速の方が安くなるんだ

   しかし、野党はにべもない。民主党の鳩山幹事長は「究極の選挙対策、バラマキだ。この政権もいよいよ末期だな」。社民党の福島党首も「窓口でお金を配るんでしょう。1票を金で買うことになりかねない」。まったくだ。金を配るのが経済対策とはね。

   どう使うか、を街で聞いたところ、「パーッと使う」36%、「生活費」32%、「貯金」32%だった。街の声も、「温泉に行くか」「生活費に消えちゃうよ」「景気対策にならないでしょう。もうちょっとましなことに金をつかって」

   専門家も、多くは貯蓄に回って景気浮揚にはならないという見方が多い。これには前例があった。1999年に小渕内閣がやった「地域振興券」だ。15歳以下の子どものある家庭、老齢福祉年金受給世帯に、6194億円が支出されたが、うち消費に回ったのは2025億円だった。

   また、政府は高速道路料金の引き下げも打ち出している。民主党の「高速無料」に対抗したのは明らかだが、その内容は・首都、阪神を除く全高速道路を乗用車1000円・平日は全車種3割り引き・首都・阪神高速も休日は一定割り引き(いずれもETCシステム利用)。

   みのもんたは、「これが究極の対策になるのかどうかはともかく」と、フリップを出して、嶌信彦に聞いた。

   ――麻生さんももらえるの? 「世帯に制限がないから、もらえる」

   ――財源は? 「埋蔵金てやつ。財投の特別会計」

   ――支給方法は? 「現金またはクーポン」

   ――税金はかかるの? 「かからないでしょう。かかったら怒りますよ」

   ――対象世帯は? 「全部。減税だと、及ばない家庭が出るから、そうならないように給付金にした」

   高速道路について嶌は、「通行料で借金の返済をしているのだから、 これを安くすると、別の手当をしないといけないが、細かくは詰めてない」。さらに「全部タダにして道路予算から払えばすっきりするが、そうなると新幹線との兼ね合いになる。高速道路は1キロ25円、100キロなら2500円。これを1人で乗ると新幹線と同じになってる」

   「高速の方が安くなるんだ。ガソリンも安くなってるし」とみの。

   金子国交相は、2年5000億円を見込むといっているのだが……バラマキといい、高速道路といい、これが選挙対策であることは見え見え。有権者をバカにしてないか?

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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