新しい医療補償制度 「産科崩壊」を救うか

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   <テレビウォッチ>このところの「朝ズバッ!」は妙に真面目だ。きょう(11月7日)のテーマは「産科医療補償制度」。医療事故でいちばん訴訟が多い産婦人科で、分娩で「重症脳性マヒ」になったさいに、医師の過失の有無にかかわらず補償する保険制度だ。それも来(2009)年1月1日にスタートだという。

理念はわかるが

   このところ続く妊婦の受け入れ拒否の大元は産科医不足。産科医のなり手がない一番の理由は過重労働だが、もうひとつが、他の診療科に較べ群を抜いて高い訴訟率だ。医師1000人あたり16.8件もある。他はせいぜい数件だからその差は異常ともいえる。

   4月に産科を視察した舛添厚労相は、「訴訟リスクをゼロにしますので、こんな大事な仕事をお辞めにならないで頂きたい」といっていた。それが形になったものらしい。

   しかし、制度に問題ありという指摘は多い。

   みのもんたは、「問題は保険会社にお金を預けること。保険会社は運用で利益も出せば損失もある」という。「理念はわかるが、過程が疑問」と。

   TBSの厚労省担当、牧嶋博子記者は、「産科医の訴訟リスクをなくすのが目的だが、これで本当に訴訟が減るのかどうか。訴訟を起こす人はお金じゃなくて原因を知りたいのだから」「もうひとつ、60―150億の余剰金がどうなるのかもきちんと見ないといけない」

   さらに「パンドラの箱が開いた」という。健康保険のお金で補償する制度が、なぜ産科だけなのか、他の診療科は?と問いを投げた。

   これは確かに重い。みのも絶句。スタジオも声なし。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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