上地!もっと「男気」見せて そしたらきっとフォーリン・ラブ

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   <セレブと貧乏太郎>タイトルそのままの2人の格差ラブ(?) コメディー。世界のホテル王を父にもち、資産総額7兆円という超セレブお嬢様、美田園アリスに上戸彩、妻を亡くして3人の子持ち、日雇い暮らしのビンボー青年、佐藤太郎に上地雄輔。

   上戸彩がとにかくカワイイ。前作「ホカベン」での地味な弁護士役のうっぷんを晴らすかのように、取っ替え引っ替えのファッション。流行のチェックやらファーやら、ネイルや小物も目を引き(セレブに帽子は必須アイテムなのね)、まるでリカちゃん人形みたい。見ているだけで楽しくなる。

彼女が怒るとガルルル…

   面白いのはやはり、貧乏人が金持ちに囲まれてアタフタする話より、世間知らずのお嬢様が庶民の中に紛れ込んで奇想天外な行動を起こすほうだ。太郎の家にやって来たアリス、「トリ小屋にしては大きい」とな。ひょんなことから彼の家に居候することになり、いきなり七面鳥の丸焼きをケータリング。それを見た太郎が、ペットというより家族、そして唯一の安定食糧(タマゴ)供給源であるニワトリのアサコを食べられてしまったかと大慌てのシーンに大爆笑。

   さらに町内へ飛び出せば、銭湯の湯船にバラの花びら散りばめてみたり、床屋の3色ポールをお気に入りのピンクにしちゃったり。

   ニワトリに養われている(?) 太郎に対し、アリスのペットといえば生肉を熱々のハンバーグにし、なおかつ冷ましてから食べさせられるライオン丸。アリスのイメージキャラなのか、彼女が怒ると、その呻き声が背後でガルルルと響き渡るのも可笑しい。

   そんなアリスは継母に後藤田ファンドの代表者、司(柏原崇)との結婚を勧められ、太郎を偽の恋人に仕立て上げる。実は彼女と後藤田は昔何かあったようで……。柏原くんは恋のライバル役が多いな。いつも最後はフラれてしまうけど、「白線流し」の頃からずっと思っていた。カッシーでいいじゃん、何が不満だ?!

   というのも、私には太郎の魅力がイマイチわからない。駄々っ子みたいなしゃべり方をするとついついおバカキャラが覗くが、太郎の設定はそれでいいのでしょうか。どうも上地人気に頼りすぎ。だけど太郎よりバラエティーの上地くんの方がよっぽど面白い。やっぱりボケキャラには紳助みたいな鋭いツッコミ役が必要?

   どうせなら、ギャップとか男気とかを見せてほしいぞ。セレブじゃないが、私にも太郎にフォーリン・ラブさせておくれ。

ツキノ・ワグマ

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