「政局だ、ヘッタクレだと言ってる場合ではない」
<テレビウォッチ> 自民党内がざわついている。きのう(12月9日)は、塩崎恭久元官房長官、渡辺喜美元行革担当相ら中堅・若手の「速やかな政策実現を求める有志議員の会」(24人の会)が2回目の会合を開き、小泉純一郎元首相らは「郵政民営化を堅持し推進する集い」を立ち上げた。『麻生離れ』を加速させるように、さまざまな議連がうごめいている感じだ。
番組は、衆参の自民党全議員385人に、「現状をどう見るか」の緊急アンケート調査を行った。が、浮足立つ中ということもあって、わずか16人しか回答がなく、長谷川豊の分析も全く迫力なし。高木美保、デーブ・スペクターのスタジオ陣からも気の利いたコメントは聞けず、勢い、小倉智昭の発言が多くなった。
「30代で急に会社を辞めさせられてホームレスになったり、年を越せるか、死ぬか生きるか苦しんでいる人たちがいる中で、政局だ、ヘッタクレだと言ってる場合ではないと思う……あれだけ麻生さんでやって行こうと言っていた自民党に麻生さんを盛りたてて、一丸となって、いい政策を出していこうという考えがない……国民も政局より経済対策をやってほしいという声が多い、麻生さんも経済対策をやろうと言っているんだけど、それで出てくるものがちょっと違うんじゃないの、というのが国民の気持ち……麻生さんが、よいものを持っていて国民に訴えて行く力があったら、自民党がついてこなくても、麻生さんが国民を引きつければ、自民党もついて行かざるを得なかった」
小倉のイライラ感が伝わってくるコーナーだった。