夢に妻が出てほしい人とそうでない人 「新一筆啓上」
<テレビウォッチ> 「日本一短い手紙」のコンクールで知られる福井県坂井市の「第6回新一筆啓上賞」に入選した作品が発表された。
最近、冬眠中なのか人目を引く話題を扱わない『スパモニ』が、さらりと取り上げ、コメンテーターから笑いや感嘆の声が漏れた。
『スパモニ』では触れなかったが、このコンクールは坂井市にある戦国武将、本多作左衛門重次が書いた「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」の手紙の文言を刻んだ石碑にちなんで1993年から始めた。
今回は「夢」というテーマで応募点数は、海外からの応募も含め過去最高の6万1283点もあった。
番組が紹介した入賞作品は次の5点。
まず「妻へ」と題した64歳の男性の大賞作品。「時々お前の夢を見る。子供たちにも出てやってくれ」
「大人の人へ」と題した11歳の女性の入賞作品。「子供にばかり夢を聞かないで。夢を語ってくれる大人はステキだよ」
「妻へ」と題した55歳の男性の入賞作品。「ゆっくり寝たいんだ。夢にまで出てこないでください」
「夫へ」と題した36歳の女性の入賞作品。「働き過ぎです。私のささやかな夢、それは毎日あなたと夕食をともにすることです」
スタジオではジャーナリストの鳥越俊太郎が「11歳、よく言った」。また赤江珠緒が「2行ぐらいのことですごく伝わってきますね~」。
番組では紹介されなかったが、他に大賞作品で印象に残ったのは、8歳の女児の「(夢の国の友達へ)いつも、あそんでるとちゅうでバイバイ。ごめんね。朝、ママがおこしにきちゃうんだ」もあった。
いずれも心に伝わるのは、どこかの演説とは比較にならない。