裸祭りの静と動 阿部祐二「冷てぇ~、アァ~!!」
<テレビウォッチ> 岩手県奥州市の奇祭『蘇民祭』が2月1日深夜から2日未明にかけて行われた。去(2008)年、祭りに参加した番組リポーター、あまりの寒さに震えが止まらなかったが、さて今回参加したリポーターは?
「陸奥」と言われた1000年以上も前から続く『蘇民祭』が行われた黒石寺。気温2度という厳寒の中で、リポーターの阿部祐二(50)が、褌だけ足元は足袋の上に草鞋という姿でチャレンジした。
22時いよいよスタート。水温3度という身を切る瑠璃壺川に入り水垢離。阿部が「ウォー 冷てぇ~ アァ~!!」「大丈夫じゃないよ、気合の灯も消えた~」と大騒ぎ。
「邪を正す」という意味の「ジャッソー!」の掛け声とともに、雪が積もる本堂のまわりを裸参り。そして翌午前4時半クライマックスの蘇民袋争奪戦。
袋の中には小間木と呼ばれる護符が入っており、小刀によって裂かれた袋から小間木がばら撒かれ、それを拾ってお守りにする。男衆は空になった袋の争奪戦を続ける。
氷点下の中、祭りが終わった石黒寺境内から阿部が、裸のまま生中継。小間木2つに御札をゲットした阿部にキャスターの加藤浩次がまず「それ奪ったのではなく、拾ったのですよね~」。阿部の「そーです」の答えに「な~んだ、拾ったのか」。
去年は祭りのポスターがセクハラに当たるとJR東日本から駅構内の掲示を断られ、騒ぎになったが、今年は『静』を表現した雪がしんしんと降る石黒寺の風景。祭の関係者は「去年はいろいろなことがあったが、『静』の形で、今回は普通に出来ました」とか。
『動』で騒々しかったのは『スッキリ』の阿部だけか? マスコミは24社が集まったという。