自民に不信、民主に不安 末吉「低いレベルの選択を…」
2009.02.09 10:48
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<テレビウォッチ>JNNが週末に実施した、内閣支持率を主とする世論調査の結果を伝える。麻生内閣支持率は18.5%。これでも先(1)月より0.2ポイントアップして、「下げ止まった」(ナレーション)という。
杉尾秀哉(TBS解説委員)は「下げ止まりというより低支持率が定着した感じ」と見る。調査では、首相の「定額給付金」「郵政民営化関連」「天下り、渡り」発言などについても聞いているが、いずれも否定的な声が圧倒的。
末吉竹二郎(国際金融アナリスト)は「ついこの間、日本全体で議論して決めたことを、次々と後になって違うのだという話をすると、これから決めることも、どれだけ長続きするのだろうと、将来へ不信感と不安が出てくる」と語る。
政党支持率では、民主党が先月に比べて2ポイントほど落としている。このことに関して杉尾は「小沢民主党が、麻生さんがダメだという民意をすくいとれていない。実際に政権をとれるのかという不安感を払拭しきれていない。政策にブレがあるし、曖昧。政権が近くなればなるほど不安感が出てくる」と分析。
末吉は「われわれは低いレベルの選択を迫られている」と手厳しい。
コメント陣の言い分に耳を傾けていた、みのもんたは「こういうときこそ、納得できる政策を唱える人が出てくれば救世主になれますね。チャンスですよね」と言った。
そういう人物がいればお目にかかりたいのだが……。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト