「声かからなかった」プロサッカー 中澤祐二があきらめなかった訳

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   今回のゲスト・中澤佑二といえばサッカー日本代表選手であり、サッカーに全く疎い人でも名前と顔が一致する。トレードマークはモジャモジャヘア。ボンバーヘッドの愛称でも有名だ。茂木健一郎のモジャモジャヘアとはちょっとジャンルが異なる。

   中澤が日本を代表するプレーヤーであることは間違いないが、驚くことに彼がサッカーを始めたのは小学6年生。小学校低学年、さらには幼稚園のころからボールを追いかけてプロになったという話は良く聞く。その中で中澤のスタートは遅い部類に入るだろう。さらにずば抜けて優秀な選手だったわけでも無かったという。高校卒業後はプロを目指すが、どのチームからも声をかけられない。普通は、そこで諦める。普通は、そこで自分の限界を知る。

   しかし中澤は諦めなかった。自分をこう見極めている。

   「かっこいいこと言えれば良いんですけど……ディフェンスしか出来なかったんです。僕にはオフェンスの能力がないので、ディフェンスとして生きるっていう事を見つけてしまったんです」

   自分には出来ないことは素直に認め、それ以外のところを努力する。その後の活躍は誰もが知るとおりだ。彼は高校卒業時に、きっと自分の『伸びしろ』を把握できていたのだろう。しかし一般的には、それが「見せかけの威勢」だと思われてしまう。実績がないと、人は人を評価し辛いからだ。

   だが彼はその壁を破った。自分を見極める力と、周りに流されないその姿勢は、見ていて刺激になった。

   誰もが自分を信じたいと思っている。しかし自分を信じることはとても勇気がいる。凄く大きな賭けだと、私は思う。自分を信じる大切さを学んだ。まあもちろん、人並み外れた努力あっての自信、だが。

慶応大学 がくちゃん

* NHKプロフェッショナル 仕事の流儀(2009年3月17日放送)

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