「苦労」で輝くタイプ?老け込む方? 矢田亜希子の踏ん張りどころ

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   <ヴォイス~命なき者の声~>今期の月9も終わった。テーマは法医学。なんてカタくて地味なんでしょう。と思ったけど、視聴率的には意外によかったのね。医学生の青春友情ドラマというところに力点を置いたのがよかったのかしら。私はあんまり面白いと思わなかったけど。

   主人公は「篤姫」人気でワンランクアップした(?)瑛太が演じる医学部4年・加地大己。ほかに佐川教授(時任三郎)の法医学ゼミに集まった医学生は石末亮介(生田斗真)、久保秋佳奈子(石原さとみ)、桐畑哲平(遠藤雄弥)、羽井彰(佐藤智仁)。

「切なさ」ない 瑛太と石原さとみの絡み

   そうそう、なつかしい顔が一人。押尾学と結婚以来テレビから遠ざかっていた矢田亜希子。厳しい助教・夏井川玲子役で復帰している。同じ月9でヒロインを演じたあの「ラストクリスマス」を思い出しますねえ。もう4年以上も前になるのか。いやあ、矢田には悪いけど、最初登場した時、眉が細すぎるせいか、やや老けて輝きを失った感じがした。私生活の苦労や年齢を重ねてますます魅力的になる女優も多いが、矢田の場合、今が踏ん張りどころかも。がんばれ、矢田亜希子! 竹内結子に続け!

   男たちの友情の描き方は、奥が深いとは言えないが、まあまあ不自然ではない。しかし、憎からず思い合っているらしい加地と久保秋の絡みは、どうも取ってつけたようで、青春期の微笑ましさも切なさも伝わってこない。石原さとみの演技力に問題があるのか。演技指導に問題があるのか。

   ところで、女医が多いのは眼科だそうだが、その理由は急患が少ないからだそうだ。そういう意味では、法医学は女医にとって案外やりやすい分野かもしれない。急患として夜中に運び込まれてくることはないだろう。だって行くところまで行ってしまってるんだから、容態が急変することもないしね。

   ただ、昔、女子医大に入った高校の級友が嘆いていた。「『あー、遅くなってごめん。解剖実習がいま終わったところ』って言ったら男が逃げちゃって寄りつかないの」。今でも、毎日遺体解剖ばかりしている女はやはりモテにくいのだろうか。

   医者というと、治してナンボみたいに思っているけど、死因をしっかり確かめることも大事な仕事だね。でも、同じ解剖でも病理解剖は治療の進歩のためという医学上の目的があるのに比べ、司法解剖や行政解剖はつくづく地味だなあ。

カモノ・ハシ

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