2024年 4月 26日 (金)

儲かる公益法人 年収4400万円の「ふざけるな」

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   <テレビウォッチ> 「公益法人の理事長が知事の2倍の報酬、車は1400万円の高級車」に、司会のみのが「何だこの公益法人は、ふざけるな~!」と、『朝ズバッ!』不連続シリーズで取り上げた。

仕事のありようの問題

   問題の公益法人は、埼玉県から許可を得て2000年に設立された財団法人『さいたま住宅検査センター』。理事長は、県住宅供給公社の本部長だった広田頌二、常務理事が、県の県土整備部の元副部長だった名越政彦。

   匿名の情報が寄せられ県が立ち入り検査をしたところ、税金が免除されている公益法人としては極めて不当な役員報酬が支払われている実態が明らかになった。あの「漢検」と似た構図だ。

   その広田理事長の報酬は2000年に設立されたばかりなのに、06年1665万円、07年2830万円、08年4400万円とウナギ昇り。上田埼玉県知事の08年報酬2200万円のちょうど2倍だ。

   では名越常務理事は、06年1249万円、07年2000万円、08年2600万円と、これも高額。

   05年の耐震偽装事件を受けて07年に改正建築基準法が施行されて以来業務が拡大し、儲かるようになったという。

   県では今日24日を期限に改善報告書の提出を求めていたが、先手を打ったつもりか、なぜか23日に突然、総務部長がアポなしで県にやってきて改善報告書を提出していったという。

   それによると、理事長は4400万円を950万円に、常務理事も2600万円を750万円に減額する内容になっている。

   また07年と08年に受け取った報酬の一部、理事長は4400万円、常務理事は2600万円を返納するという。

   この改善案をどう判断するかは今後、県が審査することになるのだろうが、番組の取材はここまで。しかし、疑問が残るのはそもそもなぜこんなに儲かるのか。返納されたお金はどこに還元されるのか。

   前宮城県知事の浅野史郎も同じような疑問を。

   「そもそもなぜ利益があげられるのか。報酬が高すぎるという問題の背景に、財団法人の仕事のありようの問題があるのではないか。

   漢検と同じように検査料が高いのか。特別、ここに検査がいっぱい持ち込まれる仕組みになっているのか」

   番組ではそこまでの取材はなかったが、見過ごせない指摘だ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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