2024年 4月 27日 (土)

自分たちの都合が第一 民主・党首選騒ぎで透けた本音

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   <テレビウォッチ>小沢代表の辞任表明から一夜明けた5月12日の民主党。後継ぎ選びが鳩山VS岡田の一騎打ちで固まりつつある中、代表選日程を巡って党内軋轢が表面化した。

豪腕なんてもんじゃ

   この動きを取り上げたスタジオでは、「辞任したんだから発言も控えてもらわなければ」(日大教授の高木美也子)と、小沢批判に火が噴いた。

   12日開かれた党役員会と常任幹事会で決まった「16日の代表選」に異論が続出した。

   その1人、蓮舫参院議員は「民主党の総理は誰がいいのか、民主党に何を求めるのか。地元に帰ってしっかり聞いてから代表選に臨むべきだ」と、執行部が提案した日程に反論。

   これに逆ギレしたのが小沢シンパ(?)の谷岡郁子参院議員。「地元に帰らなければという形でしか声を聞けないということはない。そのような横ヤリは大変不愉快だ」と。

   また新聞によると、「小沢氏がしおらしかったのは辞任のあいさつぐらい」で、この会合では突如『剛腕小沢』が復活したとか。

   それによると、小沢代表は4人の役員をにらみつけ一人ひとり指差して、次のようにまくし立てたという。

   「福山、長妻、安住、野田、この4人組のお前ら、いつも反対反対と。最後くらい言うことを聞け!」

   いずれも16日の代表選に異議を唱え、代表選までの日程に時間を取れば、地方の声が反映され「岡田有利」とみる人たち? 逆に短期決戦なら、小沢―鳩山が有利という。

   こうなると小沢代表が辞任会見で「挙党一致」を7回も連呼した本音が透けて見えてくる。

   スタジオではみのが「はっきり言って剛腕なんてもんじゃない。暴君に近いよね」とバッサリ。

   毎日新聞論説委員の与良正男も皮肉の交じった次のような発言を……

   「足かせがなくなり、とたんに元気になっちゃったという感じ。もともと、本当に総理になりたかったのかというと疑問があった。

   どちらかというと表舞台に出ずに、党首討論も国会審議も嫌いで、ウラで誰かをコントロールするイメージを20年間ズーと持っていた。それから『脱』出来ないのかも……」

   さらに与良は「まだ、まだ間に合う。目線を党内じゃなくて国民に……チャンスと思うので立ち直った方がいい」と。

   ただ、肝心なのは次の総選挙でどちらのグループの方が自民党に大勝できるか。自民党は声を大にし「小沢―鳩山ライン」が戦い易いというが、本音かどうか??

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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