中途半端な感動 見てる方は困る

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   <テレビウォッチ>TBSの「地球感動配達人 走れ!ポストマン」。10年以上続いた世界ウルルン滞在記の後釜番組だ。感動ものを目指し、依頼人の荷物を「ポストマン」が届けるという内容だ。

   司会は、三宅裕司と内田恭子。見た回は、ガレッジセール川田と中鉢明子がポストマンを務めた。ゲストは清水ミチコら。川田は、「よく通っていた下北沢の店のパスタを食べたい」というDAIGO依頼で、今はない店の店主を捜す。中鉢は、サモアを訪れる。依頼人がサモアで始めた歯磨き運動が現地の保育園だか幼稚園だかでまだ続いているのを確認し、歯ブラシなどを届けた。何でも以前は歯磨きの習慣がない所だったのだそうだ。

   感動をテーマにしている、というのは分かる。が、当事者の間に入っているポストマンは無関係な人間という所が、どうもかったるいというか共感できない。依頼者当人は思い入れがあるのだろうが、もらい泣きはできない話だった。感動的な話ですよ、というアピールはあるのだが、見てる方は困ってしまう。ワンクッションで入っているポストマンが、どうしても他人事としていかにも仕事です、という感じでやってるようにしか見えない。

   ウルルンのときと比べ海外での滞在も短そうだし、いかにもスケールダウンしたな、という感じだ。クイズもないし、あの独特のナレーションがないのも寂しい。番組のつくり方からして、視聴者としてはどうしてもウルルンを思い出し比較してしまう。難しいのは分かるが、変えるならもっとダイナミックに変えるべきだったろうし、踏襲するなら大事な部分は引き継いでほしかった。中途半端だ。番組の「哲学」の部分がしっかりしていないからだと思う。

      感動を 中途半端に 伝えてる

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