2024年 5月 3日 (金)

雅子妃めぐり新潮VS文春 バッシング「やや牽強付会」なのは…

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フラッシュ「スクープ3本立」

   新潮は「『東宮』に閉じ籠られた『雅子さま』」。文春はジャーナリスト友納尚子氏の深層リポート「『離別・別居・廃太子』皇太子と雅子さまは何を思われたのか―皇太子への苦言に雅子妃は奮起された」

   新潮は、このところプロ野球観戦をしたり、映画「HACHI 約束の犬」を鑑賞した雅子妃だが、「雅子さまの表情は芳しくないですね。体調が回復している印象はまったく受けません」と皇室ジャーナリストに語らせている。最近は私的な外出からも遠ざかり、天皇陛下夫妻との昼食会にも参内しなかった。

   愛子さまの愛犬の名前にも問題あり。というのは、殿下が幼い頃、犬に「ハナ」と名付けようとしたら、常陸宮妃華子さまと同じだからと、美智子皇后が反対されたという。この4月に、愛子さまが新たに飼った犬に「ゆり」と付けたのは、三笠宮妃百合子さまと同じで、「皇后さまがどう思われていることやら」と宮内庁関係者に嘆息させている。

   その上、皇太子一家の警備がこのところ厳重になり、皇室の追っかけをしている主婦まで引っ張り出して「きっと御料牧場滞在中に何かあったんだわって囁かれていました」といわせているのは、やや牽強付会とも思える記事づくり。

   一方文春は、雅子さまの病気は快方に向かっているとし、先に出版され、皇太子ご夫妻に「別居治療」「離婚」「廃太子」を提起して話題になった、天皇陛下のご学友・橋本明氏の「平成皇室論 次の時代に向けて」を、「根本的にいえることは、橋本氏は、精神疾患に対する知識と理解が足りないのではないか」とバッサリ切り捨てている。

   「今年に入り、雅子妃のご体調は、順調にご回復に向かっている」「ここまで見てきたように、雅子妃がゆっくりとだが、確実に回復に向かっていることは、国民にも届いている」「回復が進む雅子妃は現在、読書されることもあるという」「東宮御所の庭で、愛子さまは東宮職と三角ベース野球をし、雅子妃もご体調が良いときは少しお相手される」。文中、語尾に「何々という」「何々だそうだ」を多用するのが気になるが、こちらは、はっきり雅子妃応援団である。

   私はどちらにも与しないが、これまでは読書もできなかったのか、かつてソフトボール部でならした雅子妃が、愛子さんと「少し」しか野球で遊んであげられないのかと思ってしまう。まだまだ回復途上であることは間違いないようだ。

   いま必要なのは、宮内庁が正確な雅子妃の体調を逐次発表し、メディアは静かにして見守ってあげることだ。本人が一番辛いはずなのだから。

   〈蛇足〉今週のフラッシュがお買い得。なんたって衝撃スクープ3本立て。山本モナとの場末ラブホお泊まり事件をきっかけに、巨人を首になった日ハム二岡選手に、1年ぶりの不倫スキャンダル復活。政界一の色っぽい政治家・小池百合子氏が結婚か?!。それプラス、ゴルフ界のプリンセス・宮里藍ちゃんとカレとの抱擁写真。必見ですぞ!


元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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