癒されるうなずき 居心地悪い相づち

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   <ふくらむスクラム!!>家族、友人、兄弟、姉妹、そういった人たちが相づちを打ってくれることに私たちはどれほど救われているだろうか。身近な人がただ話を聞いてくれる、それだけで心は安らぐものである。

   今回のコントはスナック相づちのママ(ニッチェの江上)とそこにやって来た2人の客をめぐるものである。癒しを求めてやってきた2人の客はただ相づちしか打たないママからウイスキーと偽ってウーロン茶を出される。クレームをつけるが、笑顔と相づちでごまかされてしまう。その後も、会話を試みようとする客に返されるのは癒しとは程遠い相づちだけである。ついに客の1人は、相づちしか打たないママに怒りをぶつけてしまうが、その客が高級車を持っていると知るとママは目の色を変えるというものである。

   相づちに私たちが心地よさを感じるのは、おそらく相手が自分のことを肯定しているという安心感からだろう。しかし、今回のコントと同様に相づちだけの会話に居心地の悪さを感じることもある。相手への肯定の姿勢が相手への無関心に変わる瞬間なのかもしれない。逆に私たちが相づちを求める時は相手の意見などお構いなしにただ自分の主張を納得させたいということが多い。このことも同様に相手への無関心といえるかもしれない。結局、相づちで事が済む人間関係は、癒しとは程遠い、高級車やブランド商品といったものでしかつなぎとめることが出来ないような物になってしまう恐れがあるのかもしれない。<テレビウォッチ>

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