2018年 7月 18日 (水)

さすが向田邦子作品 若い人はお手本に

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   <テレビウォッチ>TBSのドラマ「母の贈り物」。向田邦子生誕80周年記念番組だった。

   プロデューサー石井ふく子、演出鴨下信一というベテランコンビ。昭和50(1975)年ごろが舞台だ。KAT-TUN中丸雄一と清水由紀が結婚を控えている。そこに死んだはずの清水の母、萬田久子が出てきて結婚式に出ようとする。娘は反発している。萬田と今付き合ってるのが佐藤B作だ。一方、中丸の母竹下景子は、女手ひとつで息子を育ててきた、はずだった。実は、石坂浩二という彼氏がいて、これまでも援助を受けていたのだ。

   といろいろなことがでてくるが、結局は一件落着、ハッピーエンドというお話。人の心の動きを実に丹念に追いかけた作品だ。せりふにいろんな意味が込められており、見るのに集中力がいるドラマではあった。ぼうっと見るドラマではなかった。とはいえ、役者たちの力があるのでぐいぐい引っ張られた。中丸は力みがないのが良かった。

   いかにも向田邦子的なあったかなホームドラマになっていた。大傑作、大作ではないけれど、実によくできた立派な作品だった。柱時計のボンボンという音やBGMのオルゴールなどが実に効果的に使われていた。今の世の中に惑わされないぞ、という製作者の意図が伝わってきた。

   ドラマ作りに携わる若い人たちは、こういう作品を見てヒントをもらった方がいいのではないだろうか。漫画とかではなく、お手本はここにあると思う。

      亡き才女の 洞察力 生き続け

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