春風亭小朝が聞いた 円楽師匠の「ヤバい話」

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   落語家の春風亭小朝は、2009年10月29日に肺がんで亡くなった落語家三遊亭円楽(享年76)との思い出を綴っている。

「円楽師匠の思い出といえば、ご自宅、移動の新幹線、地方の楽屋の三カ所で、信じられないような相談(内容はそれぞれ異なる)を受けました」

   はるか昔、一緒にNHKの番組に出演した。収録直前にADさんが拍手の練習をしている最中、セットの裏で隣に座っていた円楽師匠が突然、なんの前ふりもなく、

「小朝君、あたしはねぇ、もう駄目なんだいくらやってもこれ以上うまくならない…」

と話しかけた。

   この時、小朝は「なぜ、このタイミング」と驚いたのと、かなり深刻そうだったこともあって、なんと言えばいいかわからなかった。それ以降も2人になると、師匠は「とってもヤバい話」をするので、いつもドキドキしていた。

   長年、日本テレビ系「笑点」の顔だった師匠は、「あんたは一生困らないだけのものをつくったんだから、そろそろ笑点をやめたら」と言う人が多い、と打ち明けた。

「けどね、もしもあたしが辞めて、それがきっかけで局の意向が変わって笑点がなくなるようなことになったら困るからね
落語界のためにもあの番組はあたしが守らないと」

   師匠はこう続けた。その時の表情は、実に厳しいものだったそうだ。 小朝は、「笑点」の顔を引き継いだ歌丸師匠について、

「歌丸師匠には、今まで以上に健康管理をして頂かないと…」

と10月31日のブログを締めくくっている。<テレビウォッチ

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