2024年 4月 27日 (土)

陳情ルール大激変 「クリーン」になるの?

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

<テレビウォッチ>冒頭、井戸敏三兵庫県知事の映像が出た。「23項目あるのでポンポン申し上げます」と「ワクチンが足りないんです」などなど。次に別の国道改良工事の陳情が……。聞くのは副幹事長ひとりだけ。これが、実は大いなる変化なのだ。

   場面が変わって、昨2008年の陳情風景が出た。廊下にずらりと並んだ各県や業界団体の代表者らが、通り過ぎる議員たちに陳情のペーパーを手渡す。何十年もつづいてきた光景が、いまはない。

   民主党はきのう(12月2日)の正副幹事長会議で、陳情の「仕分け」方針を決めた。すでに幹事長室への窓口一本化は決まっていたが、重点項目を「判定会議」で選定し、絞り込んだものを政府につなぐ。「小沢フィルター」ともいわれる。

   岡山での県と民主党県連とのやりとり。「なぜ民主党の県連を通じないと、行政に地域の課題を届けることができないのか」と聞く石井正弘・岡山県知事は、旧建設省出身だ。「県連がどうこういう立場ではない」とこれまで通り霞ヶ関詣でを続けるという。

   対して姫井由美子参院議員(あれ?民主党だ)が、「ラグビーからアメフトという風にルールが変わった」と。また、県連代表の津村啓介・内閣府政務官は、「手みやげをもって、昔の仲間を訪ねて『ひとつよろしく』というやり方が、いまの時代に通用するか、頭を冷やしてもらいたい」

   自民党からは「権力の濫用だ。やってはならないこと」と石破政調会長。民主党からも渡部恒三は、「議員が聞くのが民主主義。それを一括というのはどうかなという感じはするな」という。

   小沢幹事長の意図について、政治アナリストの伊藤惇夫は、「民主党の地方組織の強化、参院選に向けての選挙対策。受け付けたものをどう扱うか、最終的には小沢さんが決める。絶大な権限だ」という。

   赤江珠緒が、「自民党時代の映像もありましたが、大きく変わりましたね」

鳥越俊太郎は、「これまでだと、地方選出の国会議員に頼む。すると電話で省庁につないでやるというやり方だった。で事業が実現すると、間に立った先生にもお礼するとか、政官業の癒着ができる。これを断ち切ろうというのが小沢さんの念願なわけ。民主党は県連を通してルートを幹事長室1本に絞る。これによって弱い県連も強くなって、選挙にもうまく作用すると、一石何鳥」

   三反園訓は、「権力とはお金、つまり予算なんです。お金をどう配分するか。そのお金をつけるについて、『わかってるよね。自民党じゃないよね』と踏み絵を迫っているわけ」「また、これで小沢さんなしには何も動かなくなった。小沢詣でというのがぴったり」

   東ちづるが、「透明性とか公平性はどうなる?」。

   所太郎は、「すべて書類なので、透明性は確保されるという」。

   しかし三反園は、「こういう問題に透明性はない。それより小沢さんは人事権をもってお金をもっている。さらに公認権もあるから、『公認しないよ』といえば不満も止まる。われわれは2重権力を心配していたが、もう上へいってる」(笑い)

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中