2024年 5月 5日 (日)

私は負けたよ Mデイモンの魅力と大統領の感動に(インビクタス/負けざる者たち)

イーストウッドの力量は?

   また、ラグビーチームの主将・ピナール役を演じたマット・デイモンはラグビー選手を演ずるにあたり、肉体改造を行ったという。よって今までよりもマッチョで魅力的なマット・デイモンを見たい人にも、本作は必見だ。ラグビーの試合シーンは、劇場に響き渡る大観衆の声援と、選手をあらゆる角度から鮮明にとらえた迫力ある映像が見事だ。ある種スポーツ観戦のような興奮と緊張感が、スクリーンから伝わってくる。

   クリント・イーストウッドは期待を裏切らない。これだけ多くの作品をヒットさせたのだ、映画館に足を運ぶ観客の目も自然に厳しくなるかもしれない。しかし、ご心配なく。その答えは映画館で確かめて欲しい。

   けれど強いて言うなら、これがクリント・イーストウッドの完全オリジナルの脚本であったら、また違うクライマックスがあったのでは? とも思ってしまう。どうやら私も、クリント・イーストウッドが偉大な監督であるが故に、少し厳しい目で見てしまうのかもしれない。

PEKO

   オススメ度:☆☆☆

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