地震・津波より怖い チリ襲う大混乱とは

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<テレビウォッチ>オープニングは大地震発生から72時間、最大の被災地というチリ第2の都市コンセプシオンからのリポート。

放火・略奪

   赤江珠緒は「津波が襲いました」と紹介したが、現地に入った山野孝之記者によると、津波自体は海岸部の一部だけだったとのこと。建物被害も町全体の1、2割で、それよりもスーパーマーケットや商店、車のウインドーのことごとくが破壊され、略奪行為が目立つと山野は報告する。放火もされて大混乱に陥っているらしい。

津波が
「食べる物がないのでこうするしかない、と被災者は言っているが、その割には、自転車や冷蔵庫など、食べものと関係ないものも奪われている」(山野)

   鳥越俊太郎が、日本から医療チームを派遣する話があったが、チリ政府から治安が悪くて受け入れられないと言われて日本にとどまっていると話し、「そんなに治安が悪いのか」と尋ねる。

   すると、山野は「商店街のほとんどで略奪が行われ、住宅街に及んでいる。住民たちが自警団をつくり、バリケードを築いてガードしている。地震よりもドロボーが怖いと、市民の不安が増している」と答えた。コンセプシオンにいる日本人33人のうち1人が消息不明だという。

ワインやサケなど輸入

   日本にとってチリは9番目の輸入相手国で、ワインやウニ、サケなどが輸入されている。また、南米唯一のEPA(経済連携協定)締結国で、銅、リチウム、木材チップの依存度も高いそうだ。

   森永卓郎は「銅の価格が上がり始めているし、回転寿司のサケはチリから来ているのが多い。われわれの生活にも影響が出てくる」と語り、落合惠子は「次々にニュースが新しくなるけど、ハイチもまだ十分でない状況にあることを忘れちゃいけない」と述べた。

   大地震は、経済的に安定し南米の優等生ともいわれるチリの人々の心にも大きな傷跡を残すかもしれない。

文   アレマ | 似顔絵 池田マコト
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