「この芸人飽きた」と言わせない ケンドー・千原のゆるワザとは

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<にけつッ!!>最近の番組でよく見るケンドー・コバヤシと千原ジュニアの組合せ。『にけつッ!!』は、この2人が台本も打ち合わせも無しでただ喋るという深夜ならではのゆるいトーク番組である。

同じネタ同じ話

   数年前からお笑いブームが起こり、芸人たちがテレビに出演する機会が一気に増えた。最初は物珍しく、どんなネタを見ても面白いのだが、次第に見たことのあるネタや聞いたことのある話の繰り返しになっていく。

   『あれ、これ昨日も別の番組で喋っていたじゃん』と気づくと、途端に面白くなくなってしまう。手を抜いているように見えてしまうからだろう。実際はネタを書いている時間も新しく話せる体験も無いくらい忙しいのだろうが、視聴者は同じものを2度見たいとは思わないのだ。

   ところが『にけつッ!!』は、出演者もありきたり、番組構成も大まかすぎるのに、面白い。今回は出川哲朗がゲストで登場したので、さらに見飽きた顔、聞き飽きた声が加わっているはずなのに、飽きさせない。

話を完結させる

   『出川と千原の初対面の話』『出川とリアクション芸の話』『ケンドーと千原がモデルにモテているらしい話』など、特記するほどではないことだが、それぞれの話がきちんと完結してから、それを派生させて次の話を始めるので聞きやすい。

   自分を前へ出そう、映ろうと各々が必死の番組では、突然話の流れが変わったり、芸に走ったりしがちだが、この3人はそれをしない。お互いがお互いの話をしっかり聞いているのである。だから視聴者も一緒に聞きやすいし、自然に面白いと感じるのではないだろうか。

   これはベテランだからとか、出演者が少ないからとかいう問題ではない。芸人が心から楽しんでいる様子を見ることが、1番視聴者も楽しめるのだ。簡単なことだ。視聴者に肩の力を抜いて楽しんでもらいたいなら、芸人は笑いを取ろうと頑張りすぎずに、まず自分たちが力を抜くべきなのだろう。<テレビウォッチ>

                             

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