2018年 7月 21日 (土)

上野昂志のジャンル別必見12本! (12)腰抜け二挺拳銃

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「腰抜け二挺拳銃」DVD 5040円 発売ジュネス企画
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   「コメディ」2回目は、『腰抜け二挺拳銃』(ノーマン・Z・マクロード監督 1948年)

   これは、小学生のときに観たのだが、とにかくメチャクチャ面白くて、以来、見直してはいないのだが、その記憶だけは、いまも生々しく息づいている。

   タイトルからわかるように、ジャンルとしては、一応、西部劇である。主演は、当時、日本でも人気のあった喜劇スターのボブ・ホープ。お相手は、黒髪のグラマー、ジェーン・ラッセル。

   ボブ・ホープは東部の商人で、西部に銃や酒を売りに行くのだが、インディアンに捕まってしまい、どういうわけか、股裂きの刑に処せられることになる。つまり、よく撓る樹の枝に、両方の足を一本ずつ縛り付けられ、ロープを切った瞬間に、樹が跳ね返って股が裂けるという仕掛けなのだが、彼はブーツごと縛られていたため、靴が脱げて、身体だけ吹っ飛んでしまうのだ。

   そんなボブ・ホープだから、いざ銃撃戦になっても、樽の中に身を隠して、開いた穴から敵を狙って拳銃をぶっ放すのはいいのだが、いちいち片手で耳を押さえて引き金を弾くので、弾は地面に当たるばかりで、何の役にも立たないのだ。

   それに対して、黒いハットを粋にかぶったジェーン・ラッセルは、男勝りのガン・ウーマン。狙えば百発百中で、群がる敵をまたたく間に一掃してしまう。

   ところが、ボブ・ホープ自身も、街の連中も、敵をやっつけたのは彼だと思い込んで大歓迎。西部のヒーロー現るとばかりに、ボブ・ホープを胴上げして、酒場に繰り込む騒ぎとなる。そして店の№1美女が、さっそく彼に言い寄るのだが、そこへ現れたジェーン・ラッセルが、その豊かな腰を一振りして、くだんの女を弾きとばし、「私の男よ」と宣うのである。

   それまで、さんざ大笑いしながら観ていた小学生のわたしは、生意気にも、そんなジェーン・ラッセルに、カッコいい! とばかり一目惚れしてしまったというお粗末。

映画評論家 上野昂志

日本ジャーナリスト専門学校プロフィール

日本ジャーナリスト専門学校
通称ジャナ専。東京都豊島区高田にあるマスコミの専門学校。1974年の開校以来、マスコミ各界へ多くの人材を供給し続けている。

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