中国「毒ギョーザ」事件 「トヨタ問題と似てる」発言

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<テレビウォッチ>2年あまり前におきた中国製毒入り冷凍ギョーザ事件。製造元の『天洋食品』の元臨時従業員が危険物質混入の疑いで警察当局に身柄を拘束された。

待遇に不満と供述

   リポーターの大村正樹が事件の背景などを取り上げたが、キャスター小倉がトヨタ車のブレーキ欠陥問題を引き合いに出し、「似ている」と発言したのが気になった。

逆に

   身柄を拘束されたのは、15年間にわたって出稼ぎの臨時従業員として働いていた呂月庭容疑者(36)。

   調べによると、医療施設から廃棄された注射器を入手し、工場内にあった有機リン系殺虫剤『メタミドホス』を2007年10月1日に注入、反響がないので同10月下旬と同12月下旬にも注入していたという。

   犯行の動機について呂容疑者は「正社員との賃金格差や待遇について不満を持ち、憂さ晴らしにやった」と供述しているという。

   この毒入りギョーザを食べた千葉と兵庫両県の3家族計10人が中毒になり、このうち9人が入院し、女児ひとりが一時意識不明の重体になった。

   当時、日本の警察は「日本国内での混入は極めて薄い」としていたが、これに中国当局は「製造から輸出までの段階で人為的に混入の可能性はほとんどない」と主張。天洋食品も「最大の被害者は私たち。メタミドホスは使っていない」と反発し、外交問題にまで発展した。

辛く当たり過ぎ?

   結局、メタミドホスが工場内にあったほか、当時穴の開いていない袋からもメタミドホスが検出されており、容疑者が1人だけなのかどうかなど、まだ残された疑問も多いという。

   これで中国製の食材に対する不信感がなくなったと思うのは早すぎるようだが、小倉が次のような中国擁護の発言を。

「僕はネ、今の段階で事件を振り返ると、当時さんざん中国の冷凍食品を叩いたじゃないですか。今、トヨタ車のプリウスの問題でアメリカが相当叩いている。ひとつあると全部が吊るし上げられてしまう。(トヨタで叩かれる)日本も(当時の)中国も置かれている立場が同じことなんだろうなと。日本の仕打ちは、ちょっと辛く当たり過ぎたかなと逆に思う」

   しかし、現段階で毒入りギョーザ事件とトヨタ車のブレーキ欠陥問題を同列に置いて日本人の騒ぎ過ぎというのはどうか。

   一方はれっきとした犯罪。トヨタ車の場合、本当に欠陥があったのかはっきりしないし、GMを抜いて世界1に躍り出たトヨタへのヤッカミも見え隠れする。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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