「あなたの日本語間違ってます!」と1時間近く「お勉強」というのもなぁ

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<みんなでニホンGO!(NHK木曜夜)>俳優の船越英一郎が派手な番組宣伝をやっているので、みんなで日本を元気にしよう「GO(行け!)」という意味かと思ったら、「ゴー」ではなくて「語」だった。日本語の間違った言い回し、勘違い言葉、誤字を、正しくはこうですよとクイズ形式で教えたり、語源や漢字の成り立ちを披露する番組である。

   船越を司会に「アンタッチャブル」の山崎弘也、NHKの梅津正樹・専門委員、女性アナがレギュラーで、6月3日の放送では東ちづる、カンニング竹山、ザ・たっちらがゲスト回答者として並んだ。スタジオには100人の一般ゲストも座っていて、イエス・ノーを赤と青で回答する。

「とんでもございません」は正しい?

   この日の問題は「とんでもございません」。女優の山本富士子がミスユニバースに選ばれてほめられたときに言ったという有名なセリフだが、日本語として正しいかどうか――。答えはノーで、正しくは「とんでもないことでございます」なのだそうだ。いまや、違和感なく「とんでもございません」で通用しているのだから、そんなのどうでもいいじゃないかと思うのだが、番組では「とんでもないことで~」が使われなくなった歴史やら理由を延々とおやりになっていた。

   むしろ2問目の「『~っしょ』を日常会話で使う?」という方が興味が持てた。使う人が8割以上だが、広まったきっかけが面白い。旧八幡製鐵が千葉県の君津に製鉄所を建設した当時、従業員は千葉出身者と九州・八幡からの移住組がいたが、言葉も違い仲が悪かったという。ところが、富士製鐵と合併して新日鐵となったとき、今度は北海道の室蘭からの移住組が来て、彼らが使っていた「~っしょ」が広まって、製鉄所内のコミュニケーションがスムーズになったというのだ。つまり、「~っしょ」は北海道の言葉でそれが千葉から全国に広まったということデシタ。

   たしかに勉強にはなったけれど、まこと退屈な番組という印象しか持てない。梅津専門委員は3月まで平日の昼過ぎに「ことばおじさんのナットク日本語塾」というのを担当していて、やはり日本語の間違いや漢字の誤用を取り上げていた。5分ほどの番組だったが、アレで十分なんじゃないか。

      もういいっしょ と言いたくなる ドン臭さ
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