「小惑星の砂」探査機「はやぶさ」のカプセルに入っていて欲しいけど…

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「必ず砂を持って帰ってこいよ」

   7年前、関係者がそんな思いで宇宙へ送り出した最愛の子どもが、宇宙を漂流しながらも、ふるさと地球に帰ってきた。

   小惑星探査機「はやぶさ」。番組ははやぶさの感動の帰還を取り上げた。

太陽系誕生のナゾ解明

   オーストラリア南部の上空で大気圏に再突入したのは13日午後11時21分ごろ(日本時間同日午後10時51分ごろ)。はやぶさは再突入直前に小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性があるカプセルを切り離す役目を済ませあと、金色の尾を引いて長かった旅を終えた。

ただただスゴイ

   地球にはもはや太陽系ができた時の状態は残っていないが、イトカワは太陽系ができた時の化石みたいなもの。その砂を持ち帰れば太陽系誕生のナゾが分かるかもしれない――。そんな使命を帯びて、はやぶさが鹿児島県内之浦から飛び立ったのは03年5月。2年後の05年11月に3億キロ離れたイトカワに到着。2秒間の着地で鉄球を地表に打ちこんで、舞い上げた砂をカプセルに取り込み帰還する予定だった。

   ところが、鉄球の打ち込みがうまくいかず、2度繰り返したことからエンジントラブル、燃料漏れ、交信不能に陥り宇宙で迷子に。06年1月にようやく交信が復活したが、再びエンジントラブルに見舞われて漂流。4年で帰ってくるはずが、7年かかった。

   プロジェクトリーダー・川口淳一郎は次のように語った。

「7年間というのは、もう子供みたいなもの。本当にはやぶさに助けられ活動してきました。さっきまで動いていたのが、今日からいないという現実が受け入れられない感じです」

   そのはやぶさが燃え尽きる直前に見た地球の映像を送ってきた。キャスターの小倉智昭は「遠隔操作で直したりすることができる日本の技術って優れていますね。6億キロのところを60億キロも飛んでいた。諦めずに追いかけていたのもすごい」と、ただただ感心。

   14日中にカプセルを回収。日本に持ち帰ったあと、お土産の砂があるかどうかカプセルを開けて本格的な研究に入る。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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