ゆる可愛いアニメ楽しかったのに…カトパンに唖然
<体育倉庫(フジテレビ系日曜)>「誰もいない静かな朝、とある学校の体育倉庫。体操大好き少年ジムくんと体操器具のキャラクター達が繰り広げる、ちょっとシュールなストーリー」というふれこみに期待を抱き、見てみたのだが、気になったのは最後になぜか流されるカトパンの歌だった。
「湾岸体操」なる珍妙な歌と踊り
期間限定のこの情報番組、7月3、4日に開催される「体操ジャパンカップ」に向けてやっているらしい。体操器具をモチーフにしたキャラクターが繰り広げるアニメまでは良かった。カトパンこと加藤綾子アナ(ジムくん)、生野陽子アナ(跳馬のチョーバー)、中野美奈子アナ(あん馬のアンバー)、福井謙二アナ(ゆかのユカゾウ)ら、フジテレビの看板アナウンサーが声優を担当していて、さすがに吹き替えはうまい。
可愛らしいキャラクターにゆるっとしたストーリー。NHKの教育番組で流れていそうな感じだ。深夜にこんなゆる可愛いアニメを見るのも良いかもしれない。
しかし、なぜか番組最後で「湾岸体操」なるカトパンの歌と踊りが流れ出す。これには唖然としてしまった。
「婚活のしすぎでタイプがわからない♪ どこにいるの 草食系の戦国武将~♪」
ポップでカラフルな衣装をまといながら歌う加藤。たしかにシュールな感じ。しかも、途中でラップが入ったり、「前進!前進!ほふく前進」なんてほふく前進をはじめたりと、ここまでやるかというオチャラケぶりだ。
女子アナが歌をうたったり、タレントまがいは今に始まったことではないし、たしかに美人で人気があるからある程度騒がれるのは仕方のないことなのかもしれないが、こういう本業からかけ離れたことをやっているのを見ると、「なんだかなぁ」と思う。仕事って、自分の意志とは関係なしに、やりたいことだけやるというわけにもいかないんだろうな、なんて世の中の厳しさをかみしめる時間になってしまった。
てらっち