2018年 7月 23日 (月)

【感涙戦評】開星、9回2死からのアクシデント 仙台育英に敗れる

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8/11 第2試合▽1回戦▽仙台育英 6-5 開星
仙|000 102 003|6
開|100 200 200|5

    甲子園は予想もしない展開を生み出す。仙台育英の逆転劇は2点を追った9回2死からだった。木村が右飛、代打山本は三振で敗戦の瀬戸際に追い込まれた。ところが、佐々木が中前打、庄子が死球で続き、田中の遊ゴロは失策を誘って1点。ここで勝負強い三瓶が左前に適時打。日野は中飛を打ち上げたが前進してきた中堅手が風で押し戻された飛球をポロリと落球。試合終了と思われた次の瞬間のアクシテンドだった。

    開星も追いすがる。その裏、2死一、二塁で糸原が左中間に痛打した。抜ければ開星のサヨナラ勝ち。左翼に入っていた三瓶が強い風で左に切れる打球にダイビングキャッチ。開星の望みをもぎ取った。

両エースの不調で波乱の展開

    ここまで波乱に富んだ展開となったのは木村、白根の両エースのまさかの不出来だった。仙台育英の木村は7回まで8安打を許し、6死四球を与えた。もう一人の田中が病み上がりだけにベンチは代えどころに苦慮したことだろう。

    開星の白根も制球に苦しんだ。先頭打者を3度四球で歩かせ、7回まで計9死四球と荒れた。4回の1点、6回の2失点も先頭打者を歩かせ次打者の初球に死球を与えたのがきっかけだ。伸びのある速球に鋭いスライダーと、威力のある球を持ちながらもったいない。まだ2年生、1球の重みを噛み締めてほしい。

    開星で残念なのは前半の攻めだ。1回、出射が三塁線を破る先制打。同点の4回には死球と2安打で勝ち越した。7回にも白根の豪快な左中間本塁打が出るなど2点を加えて勝利を目前にした。それで押し切れなかったところに反省点が残る。

    荒っぽい内容だったが、勝負としては息をのむ攻防で最後まで目が離せなかった。

岡田 忠


岡田 忠(おかだ・ちゅう)プロフィール
スポーツジャーナリスト。1936年広島県生まれ。立命館大学卒。朝日新聞社東京本社編集委員を96年に退職して現職。高校・大学では野球部に所属し投手をつとめる。高校野球のテレビ解説経験も豊富。

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