チャーハン100人前じゃもう驚けない「チャンピオン」 さしもの名番組も「任務終了」

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<TVチャンピオン・スペシャル(テレビ東京系8月16日午後8時)>レギュラーは終了してしまっているのだけれど、なんといってもテレビ東京系の伝説の看板番組を、夏休み特別編ということで3週限定でスペシャル放送するというのでのぞいてみました。この日は2回目で「中華料理選手権」、1回目は「金魚すくい王選手権」3回目は「小学生料理選手権」でした。スタートから20年近くたつ番組のせいか、面白い面白くない以前に、何となく古めかしさを感じちゃいましたね。

頑張ってるけど演出くたびれ気味

   中華料理の選手権というのは夫婦1組で、中華メニューの早作りを競うというものでした。1回戦は中華鍋ふりの早さや餃子包みの早さ、2回戦は中華丼やレバニラ、酢豚など定番10品の早作り。ここまでで勝ち残った2組が最終戦のチャーハン100人前早作りを競いました。

   チャーハン100人分の皿がドーンと2列に並び、そこに次々とチャーハンが盛られていく様子は、見た目が派手で、映像的には成功していると面白かったのですが、つい貧乏性が顔を出して、「あのチャーハンこの後どうするんだろう」と心配になってしまいました。まあ、そのくらいチャーハンの行列が壮観だったということなんですけどね。スタッフだけでは食べきれないでしょうから、見物に来ていた人(横浜の赤レンガ倉庫でのオープン撮影でした)に食べてもらったんでしょう。

   チャーハンの迫力の割にはアクションがいまひとつ。夫婦でというのも息のあったところを見せようという演出なのでしょうが、なにしろ料理の早作り競争ですから会話なんてしているヒマはない。2人は黙々とやるだけなんです。これだったら、この番組が草分けとなった「大食い」や「早食い」の方が見ている方としては楽しめたんじゃないでしょうか。

   この番組が大人気となったのは、ひと口すすっただけで、いやどんぶりが出てきただけで全国のどこの店のラーメンか当ててしまう「ラーメンマニア」や、プロの料理人たちの手際のよさ、あるいはさまざまな分野の「そこまでできるのか」という、ちょっと想像を超えた人が世の中にはたくさんいることをお茶の間に見せたからでしょう。とにかくスゴイけど、無名の人がたくさん出てきて、巷でも「××チャンピオン」という言葉が流行語にまでなりました。

   でも、これは見る側の問題でもあるのですが、その後に「料理の鉄人」などの番組が登場して、調理のプロセスを実況中継するという手法に飽きてきてしまったところがありますね。スペシャル編もかつてのパワーは感じられないし、演出もくたびれてきたという印象でした。いろんな足跡を残した名番組だけにさみしい気がしますが、まあ「任務終了」というところでしょうかな。

      作るより  大食いの方が  まだましか

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