伊東勤 大久保解任で「愛のむち」にも限度はある

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   埼玉西武ライオンズ元監督で野球解説者の伊東勤が9月9日(2010年)のブログで、選手と指導者の関係について語っている。

   日米野球界でそれぞれ考えさせられる「事件」が起きた。ひとつは7月23日のマリナーズ-レッドソックス戦。マ軍のワカマツ監督が二塁手フィギンズ選手の怠慢なプレーを注意すると、選手が監督につかみかかろうとして、もみ合いになったのだ。日本ではあり得ないことだがお咎めはなく、フィギンズ選手は次の試合も出場した。

「監督は当然のことをしただけで、ペナルティーがあってよかったと思うのですが…。選手の力が強大な米国らしい出来事だなと思いましたね」

   一方の日本球界では、大久保博元西武2軍打撃コーチが選手への暴力行為の疑いで解任された。コーチと選手の間にある強い縦関係を思わせた事件だったが、伊東は「縦関係を否定するつもりはありません」とする。こうした関係が規律をもたらし、チームを一つの方向に向かわせているからだ。もっとも、「愛のむち」にも限度はある、と感じている。

「選手が強過ぎる米国と指導者が強過ぎる日本。どちらの風土でも、選手と指導者が適切な関係を保つということは難しいことだと感じさせられました」
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