小沢一郎「一兵卒」の意味深長…菅政権立ち往生で出番来る

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   焦点の民主党人事は要の幹事長を岡田克也氏を軸に調整――という観測が強いようだが、名前が挙がった人たちもみな腰が引けている。聞こえてくるのは挙党一致とはほど遠い話ばかりだ。

   菅首相はきのう(2010年9月15日)、 代表経験者らと相次いで会談したが、小沢一郎氏とはわずか9分だけ。とても中身のある会談とはいえなかったようだ。その小沢陣営から聞こえるのは対決色ばかり。

   「菅さんとは絶対に一緒に仕事をすることはない」「むかしなら、おれらは打ち首だ」「覚えておけよ。お前ら(菅支持派)とは一生口きくことないわ」という議員もいたそうだ。これじゃ市会議員か村会議員レベル。民主主義の基本すらわかってない。

   当の小沢は14日、「一兵卒として、民主党政権を成功させるために頑張る」と言っていたが、笑顔がなんとも薄気味悪かった。選挙戦で10年分くらい笑って見せたから、もう当分笑顔はないだろう。

その時のためにカード温存

   では、きのうの会談で何を言ったのか。三反園訓(テレビ朝日解説委員)は、「小沢さんは人事は代表の専権事項だと言ったらしい。好きなようにやりなさいと。これは菅さんにはプレッシャーですよね。また、小沢さんの『一兵卒』は、政権と距離を置くときにいう言葉。ポストも受けないよと暗に伝えたのでは」と言う。

共同責任を回避

   赤江珠緒キャスター「危機感から立候補したんでしょうから、なんとか力を合わせてほしいですよね」

   鳥越俊太郎(ジャーナリスト)「国会議員票が200対206では、挙党体制はできない。小沢派は様子見に回る。菅体制は必ず立ち往生するときがくる。そのときのカードとして小沢さんを温存している。だからいま菅内閣に入ると、倒れるときに一緒に倒れる。共同責任で」

   小木逸平アナ「かなり早い段階でその時がくると?」

   鳥越「小沢さんの笑顔を見てると余裕があって、危機的な状況が来たら自分たちが出るよという構えに見えた」

   三反園「幹事長はみんななりたがるポストなのに、みんな一歩引いている。党内の融和に苦労するし、野党からも攻められる。火中の栗を拾ったあげく、菅さんが行詰ったら幹事長は共同責任を負う。次の名乗りをあげることができない」

   赤江「こういう大変なときだからこそ、名乗りを上げてほしいですよね」

   東ちづる(女優)が「小沢さんが挙党態勢をといってくれませんかね」

   いやいや、小沢はそんなに懐が深くない。今日はちょうど民主党政権誕生から1年。この1年は何だったのか、われわれはどんな連中に一票を託したのかと、じっくり考えてみるのも悪くない。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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