TBS「渡鬼」1年も続く閉店シリーズ…でも、人気戻ればまだまだ?

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   TBSドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の最終シリーズの制作発表会が、脚本の橋田壽賀子、石井ふく子プロデューサー、泉ピン子らおなじみの出演俳優が揃って9月15日(2010年)に都内のホテルで行われた。放送は10月14日(2010年)スタートで、最後のシリーズといっても放送最終回は来年9月というから、「閉店セール」ののぼりを立てながら、いつまでも営業している紳士服の安売りチェーンみたいな話である。

   「渡鬼」が始まったのはバブル真っ最中の1990年、トレンディードラマ全盛で、華やかな男女が「未来はバラ色」というようなお話が繰り広げられているなかで、脱サラの父親が経営する小料理屋とその家族の、まあ、ある意味ではドロドロとした人間関係を描いたのだから、異色といえば異色だ。しかし、中高年女性を中心にファンが広がり、20%台後半の高視聴率を維持し続けてきた。これまでの9シリーズの平均視聴率は21・4%。最高は96年4月~97年3月のシリーズ3の34・2%。バブルが完全にはげ落ち、日本経済は右肩下がりが止まらず、国民の暮らし向きも縮み志向に転じた時期で、庶民の地味な話が人気を得たというのも面白い。

   その後はジリジリと視聴率を下げ、昨年3月までのシリーズ9は20%を大きく割り込んだ。さすがに飽きた、セリフが古臭くて鼻につくようになったというあたりがカゲリの一因だろうが、最終シリーズで盛り返すことができるかどうか。人気が盛り返すようなら、「いや、まだ続けます」なんてことになるかもしれない。鬼は不老不死。(テレビウォッチ編集部)

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