突如モテ男になったウジウジ森山未來 早く野波麻帆に走れ!

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モテキ(テレビ東京系金曜深夜0時12分)>モテキって何かと思ったら「モテ期」、つまり「人生のどこかに訪れるらしい異性との縁が重なる時期」なんだって。29歳になるまでまったくモテたことのないヘタレ男に、突然モテ期が訪れたというお話なのだ。

   原作はコミックで、私は読んでないが、読んだ人によると、ドラマはけっこう原作に忠実に作られているそうだ。第1回の「格好悪いふられ方」で、主人公の藤本幸世(森山未來)が元同僚の土井亜紀(野波麻帆)と、これからという時に転んで顔面血だらけになるシーンなど、あまりの迫力にさすがコミックだと思った。

   深夜なのであまり視聴率は取れないが、最初から視聴率よりDVD販売にかけるという新戦略もあるらしい。この時間枠第20弾というので力も入り、新しい試みもしているようだ。

バカ、ちがうだろ、そこは…

   セクシーな土井亜紀から連絡がきたと思ったら、ボーイッシュな中柴いつか(満島ひかり)や、かつて一番好きだった小宮山夏樹(松本莉緒)とも次々と縁がつながり…。と、夢のような日々に有頂天になり奔走するのだが、いつもイザという時に大失敗。若い男のモンモンとする姿に、身につまされるという男子諸君も少なくないという。

   見ているこっちは、すぐ自虐モードに入ってしまうウジウジ男にイライラ。でも、こういう男、きっといっぱいいるんだろうな。東京に出てバイトや派遣社員をしながら6年、何をするわけでもなく生きてきて、ギックリ腰をなでながら故郷に帰る羽目になれば、卑屈にもなる。

   だが、亜紀が言う。

「女は何かに打ち込んでいる男の姿を好きになるといわれているけど、違うよ。先に好きになって、その男が打ち込んでいる姿を見るんだよ」

   そうそう、いい女だなあ、亜紀は。もう他の女はあきらめて、早くまっしぐらに亜紀のところへ行け、このヘタレ!

   お互いに口に出せない思いを独白する形になっているので、見ている方にはすれ違う気持ちがわかり、よけいに「バカ、ちがうだろ、そこは」と、つい男を罵倒したくなる。ま、応援してるんだけどね。

   森山未來はじめ女優陣も脇役陣も、とっても「今」を感じさせる自然さがよい。

カモノ・ハシ

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