2024年 4月 30日 (火)

いるわけないか!こんな女性プロデューサー…カレー作ってスタッフ慰労

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   放送作家は物書きが仕事だ。フリーで仕事をしている人も多く、私もその1人。フリーの物書きと言えば、雑誌やムック本などを舞台として活躍するフリーライターなども同じだと言える。企画提出やクライアントから要望を受けて、期限までに提出する。

   マスコミというくくりの中、業務内容は似ているようで実は、仕事を一緒にしたりすることが全くない。なんでもかんでも引き受けなくてはいけない中小企業のような放送作家には、雑誌などにも書いている人は数少ない。その逆もしかり。ライターもテレビやラジオに登場するのは、出演者としてであり、制作現場レベルに入っている人は聞いたことも見たこともない。

「プラダを着た悪魔」とは大違いだった女性編集長

   似て非なる業界、いったい出版業界の内情はどうなっているのだろうか。アメリカ系ファッション誌の女性編集長と広報の女性と食事をする機会があり、そこでいろいろと聞いてみることにした。女性ファッション誌というと、どうしても映画「プラダを着た悪魔」の悪魔というより、閻魔大王のようなミランダ編集長のイメージが付きまとう。そして海外ドラマ「アグリーベティー」で描かれる、スタッフによる足の引っ張り合いの毎日。

   だが、食事をした女性編集長はとても物腰が柔らかく印象もキュート。大きな目をクルクルと輝かせ、少女のように好奇心旺盛で気になったことは次々と質問してくる。そして、知ったかぶりをせず、知らないから教えて!とこれまた素直。ハイファッションに身を包んではいるものの、悪魔のイメージは全くかき消すような人物であった。

   その女性編集長は、明日が校了ということで帰宅。だが、徹夜明けのスタッフのために、自宅でカレーを作って皆に振る舞うのだという。なんという優しさ!そんな女性プロデューサーにテレビラジオでお目にかかったことがない。

   編集長がタクシーに乗り込んだのを見計らってこっそり広報の女性に聞いてみると、彼女のようなタイプはとても珍しいのだという。多くの編集長は暴君のように振る舞い、スタッフを奴隷扱いするミランダタイプ。そして、雑誌名を振りかざして、パーティーで蝶のようにテーブルからテーブルへと渡り歩くのだと明かしてくれた。そう、雑誌によくあるパーティーショットのアレである。あの世界、本当にあるんだそうだ。みんな着飾って、夜な夜なパーティーのハシゴ。

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