チームドラゴンの「白い巨塔」…それってちがうだろ!

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<医龍Team Medical Dragon3(フジテレビ系木曜夜10時)>もう数年前に始まった人気医療ドラマですが、シリーズも3回目になるとさすがに息切れしてくるのか、いらない話や人間関係がごちゃごちゃ入ってきて、テーマのよくわからないドラマになっちゃいましたね。チームドラゴン半分、「白い巨塔」半分見ているようで、思わず「ちがうだろ!」って叫んじゃいましたよ。

岸部一徳のいやらしさ二重丸

   医龍はオペシーン、主人公の正義感、上層部との軋轢の3つの要素があればいいんです。ところが、シリーズ化すると、そのたびに何か新しいことをやらなくてはいけないという脅迫感みたいなものに駆られて、余計なものを入れすぎて散漫になってしまいがちです。医療3も変化を付けようとしているのですが、その変化の方向が間違っている。

   医療と大学病院経営という対立はいかにもステレオタイプだし、古株が主人公の足を引っ張る陰謀をめぐらしたり、経営陣が熾烈な権力抗争を繰り広げたりというのも、まあありがちなストーリーでしょう。チームドラゴンの小気味いい活躍で一気に見せてしまえばいいのに、白い巨塔をやっちゃってんです。

   ただ、さすがに3回目ともなると、オペシーンがうまくなってますね。緊張感を演出して、手術の手元をカットをつないでスピード感を出すなど、お手のもですよ。今回は敵役に遠藤憲一が率いる「チーム黒木」が登場していて、これから坂口憲二の「チームドラゴン」にどんな邪魔をしてくるのか、まあそのあたりは楽しみですけどね…。

   そんななかで、やっぱりすごいのは岸部一徳の芝居。あれだけいやらしい役をあれだけいやらしく演じられる役者はいないよ。岸部がやると陰険、狡猾、無慈悲、貪欲…が周囲を圧倒しますからね。もともとそういう役がうまい役者ですが、今回はさらに磨きがかかっている感じです。これだけは二重丸!

      医の世界 見せ物でなく 清らかに

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