2024年 4月 26日 (金)

北朝鮮が「戦勝ムード」 米韓演習「歓迎」する理由

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「北朝鮮のシナリオは、このままでは収まりませんよ。来週以降もまだまだ危険な状況は続きます」

   北朝鮮軍のヨンピョン島砲撃事件の続報。朝鮮半島の情勢に詳しい毎日新聞編集委員の鈴木琢磨がスタジオに生出演し、こう語った。

「カリスマ性を持たせ…」

   北朝鮮は何をたくらんでいるのか、その意図は何なのか、番組が取り上げた。

   まず番組では、被弾したヨンピョン島に初めて記者が入り、80発もの砲弾で破壊され、瓦礫の山と化した市街地の映像を伝えた。

   そんな被弾したヨンピョン島の映像を北朝鮮でも見ることができるのか、鈴木によると、北朝鮮は「勝った、勝った」と戦勝ムードで沸いているという。

   司会のみの・もんたが「北朝鮮は何を狙っているのですか?」に、鈴木が次のような独自の分析を……

「アメリカを交渉のテーブルにつけさせるためと言われていますが、まったく今回は違うと思う。
何の実績もない27歳の3男、金正恩を後継者としてカリスマ性を持たせデビューさせたい。金王朝の思惑だけだと思う。
今回いきなり砲撃してきたが、『朝鮮戦争の悪夢』と言われた、60年前のあの開戦もこんな感じだったと思う。
今秋、金正日総書記は朝鮮戦争で亡くなった毛沢東の息子の墓参りに行ってが、今の北朝鮮の構図は、朝鮮戦争の時そっくりだ」

   韓国では今回の砲撃2日前に、金親子が砲撃を行った砲兵大隊を視察しており、計画的な攻撃だったという報道がされている。

   11月28日から今回の事件の海域で行われる米韓合同軍事演習でさらに北朝鮮が何らかの報復に出てくる可能性も否定できない。

   鈴木は「米韓合同軍事演習を大義名分に何らかの軍事的挑発をするシナリオの描いていると思う。むしろ軍事演習を喜んでいる。米国には屈しないぞという姿勢を見せたからですよ」。

   これに対し韓国の世論も北朝鮮への強硬姿勢でさすがに一枚岩になっているという。

   「では、日本はどう対応すればいいのでしょう?」というみの問いに、鈴木は「対応の仕方がない。中国の影響行使を求めているが、中国も困っている。むしろ中国は北朝鮮に利用されている感じがする」。

   で、菅政権は国会の集中審議で砲撃事件当日の『官邸空白の70分間』を野党から突かれ四苦八苦の状態……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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