2024年 4月 27日 (土)

ノーベル賞・根岸英一教授メダル持参でカラオケ

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   御用納めのこの日(2010年12月28日)、今年のノーベル化学賞を受賞した根岸英一米パデュー大学特別教授が「とくだね!」のコメンテーターとして出演した。グレーのジャケットに金色のネクタイ。気さくな雰囲気で年の瀬の母国のあれこれについてコメントした。

「シクラメンのかほり」95点!

   番組が始まるや、お尻のポケットの財布からおもむろに取り出したのが、白い布の袋に入ったノーベル賞のメダル。旅行中はこうして持ち歩いているのだという。

「先生、それ、本物ですか」

   司会の小倉智昭が思わず聞き、さっそく触らせてもらう。

「うぁ、重い。オリンピックのメダルは触ったことがあるが、ノーベル賞は始めて」

   キャスターの笠井信輔、アナウンサーの中野美奈子が「では、ちょっとだけ」と次々に大事そうに手にして、教授に返す。

   すると、教授はいたずらっ子のような笑顔を浮かべ、もうひとつ、取り出して見せた。

   中野「あれっ、もうひとつ」

   笠井「あ、鈴木さん(鈴木章北大名誉教授)の分も!?」

   そうではなく。レプリカだった。受賞者は3つまで買うことができるのだとそうだ。笠井は心配そうに「先生、本物は自宅の金庫に入れて置かれた方がいいんじゃないですか」

   本物の方が比重の関係で、少し重くずしりとしているという。レプリカの値段は「忘れた」が、あまり高くはないとか。母校など、すでに行き先が決まっているそうだ。

   教授はこの後、スタジオに急ごしらえしたカラオケボックスで得意ののどを披露した。曲目は「シクラメンのかほり」。この席にはすみれ夫人も同席、「95点」と採点した。多才で多趣味な根岸教授の生き方について、「歌もゴルフも、好きなことしかしない。囲碁、将棋、麻雀などできないことはやらないという生き方」と解説する。来年の目標は「お互いに健康でありたいですね」

   先行きの見えないこの国に希望を与えたくれたノーベル賞受賞。教授夫妻の明るさがまぶしい。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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