2024年 4月 26日 (金)

蓮舫、AKB48…ワイドショーをにぎわせた女たち2010

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「票もテレビ視聴率も独り占め」

   今年、話題として取上げられ、メディア露出も多かった女性は蓮舫行政刷新担当相だった。昨年の事業仕分け第1弾で、研究者本人に渡るより関係組織の天下り人件費に消えてしまう科学予算について、「世界一になる理由は何があるんでしょうか。2位じゃダメなんでしょうか」とバッサリやって勇名をはせ、今年3月の仕分け第2弾では『主役』を演じ、ワイドショーでも引っ張りだことなった。

   「帰ってくる『仕分け』蓮舫 今度はどんな『めい言』を?」(3月10日フジテレビ系とくダネ!)と期待され、始まれば始まったで、「ひとり気を吐く蓮舫 丸め込もうと役人」(4月27日テレビ朝日系スーパーモーニング)、「叱咤激励!『蓮舫、優しくなりすぎ』『ガッツンとやれ』」(4月27日TBS系朝ズバッ!)と尻を叩かれた。終わってからは番組生出演して、「事業仕分け終わって蓮舫『知らされていないことがあまりにも多かった』」(5月26日日本テレビ系スッキリ!!」)と、広報宣伝係も勤めた。

   鳩山・小沢ダブル辞任を受けた菅内閣に入閣すると、「蓮舫行政刷新相 民主お得意のきめゼリフ『いかがでしょうか!』も板に付いてきた」(6月8日スッキリ!!)とはやされ、参院選挙では自身も東京選挙区の候補者だったが、「人寄せキャラ」として全国を応援演説で飛び回り、これをまたワイドショーが追いかけた。国会議事堂でファッショングラビアの撮影をして怒られたら怒られたで、「蓮舫叱られた!議事堂ファッション」(10月8日とくダネ!)と話題を集めた。

   来年の東京都知事選の候補者として名前が取りざたされていることもあって、2011年もなにかと話題の政治家となりそうだ。

こっちの「総選挙」は大盛り上がり

   同じく民主党参院議員の谷亮子は散々な取上げられ方だった。民主党大苦戦が予想された参院選の話題つくりのための出馬であることはミエミエだったから、「谷亮子出馬の動機『スポーツ振興だけじゃ困る』」(5月11日朝ズバッ!)、「谷亮子 民主のドタバタ隠し出馬いかがなものか」(5月11日とくダネ!)と突き放し、選挙期間中もほとんど取り上げられなかった。「議席もロンドンオリンピックの金メダルも」がキャッチフレーズだったが、10月には柔道引退を表明。「『谷亮子!柔道やめるなら議員も辞めろ』コメンテーター勝谷誠彦ブチ切れ」(10月27日スッキリ!!)と噛み付かれた。

   やたら話題を振りまいたが、ワイドショーもあきれてまともに相手にしなかったのが沼尻エリカ。芸能マスコミが唖然としたのは、3月の取材に関する6か条の「誓約書」提出要求。「プライバシーに関する情報を許可なく公開しません」「正確に記述もしくは再生します」といった内容で、誓約書にサインした記者だけに事務所のホームページを閲覧できるパスワードを交付するとした。これをきっかけにあらためて「何様のつもりなんだ」という声が噴出、「別に…」発言で干されてから2年半ぶりの復帰を果たそうとしたが総スカンとなってしまった。

   4月に入ると夫のクリエーターにブログで罵詈雑言を浴びせる離婚騒動。3年前、朝ワイドの「スーパーモーニング」で涙を流して反省したのも、「ウソ涙」だったと言い出す始末で、「エリカ離婚 不機嫌みの『なんでこんな大騒ぎするの』」(朝ズバッ!)と、取上げるだけでも腹立たしいということになってしまった。エリカ様、来年は何をやってもシカトされ、芸能界から消えていく運命だ。

   逆に、何をやっても話題にされたのが「AKB48」。とりわけ、6月集計の「AKB48総選挙」が異様なほどの盛り上がりを見せ、大島優子の逆転1位はそれまで彼女たちを知らなかったオジサンたちの飲み屋の話題になったほど。連続ドラマに出演が決まると、「出る」というだけでスポーツ紙をにぎわせ、プロゴルファーの石川遼が「ファンだ」といっただけで大騒ぎ。しばらく彼女たちの動向がワイドショーのネタとされそうだ。(テレビウォッチ編集部)

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