与謝野・海江田―同じ選挙区で2人の大臣ギクシャク必至

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   先週14日(2011年1月)に船出した第2次菅改造内閣、目玉は「たちあがれ日本」の元共同代表・与謝野馨の経済財政相起用だろう。昨日の敵は今日の友ということか、この諸刃の剣ともいえる奇策がねじれ国会や統一地方選への反転攻勢になるのかどうか。

   「スパモニ」がのっけに取り上げたのが、与謝野とは選挙区が東京1区で同じで、これまで宿敵だった海江田万里経産相の不快感。「人生というのは不条理だな…」と嘆いたという。

東京1区改造内閣

   同じ選挙区の2人が同時に入閣するのは現行の選挙制度では初めてのケース。過去5回の総選挙は海江田3勝、与謝野2勝。前回の2009年の総選挙では海江田が快勝し、与謝野は自民党から比例で復活当選した。この変な『ねじれ』に選挙区でも戸惑いが起きている。

消費税・TPPシフト
消費税・TPPシフト

   ジャーナリストの鳥越俊太郎は次のように話す。

「菅さんは『平成の開国』『税制と社会保障の一体的改革』を掲げたが、開国のTPP (環太平洋パートナーシップ協定)を海江田さんがやる。一方、税と社会保障の一体的改革は与謝野さんがやる。
   両方とも東京1区で、私は『東京1区改造内閣』だと言っている。こういう状況でうまくいくんですかね。次の選挙に時にどうなるのか…」

   新聞各紙が14日から16日にかけて行った世論調査では、内閣支持率は朝日新聞26%、読売新聞34%、毎日新聞29%と微増。ところが、与謝野入閣については「評価しない」が「評価する」を圧倒的に上回った。

   作家の吉永みち子はこう批判する。

「このシフトは何を目的にしているのか。与謝野さんも菅さんも本音部分を語っていないから、消費税率アップありきになってしまっている。優先順位を決めてきちっと説明してもらわないと…」

   司会の赤江珠緒アナは「野党・自民党は与謝野さんの問責決議も検討しているといいます。まだ何もされていない状態で早くも問責というのは?」と疑問を口にする。

「味をしめたのか、まだ実績がないのに問責の乱発するのは政治が停滞するだけ。やめてほしい」(鳥越俊太郎=前出)

   奇策なのか、適材適所なのか。菅改造内閣は目に見える実績で国民を説得しなければならない。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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