「放射線見える霧箱」スタジオ実験に「オーッ、これが!」

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   東京電力はきのう(2011年5月15日)、 福島第一原発1号機の炉心溶融(メルトダウン)は、地震で炉心が緊急停止してから16時間後(津波から15時間20分後)だったと発表した。菅首相が3月12日午前、ヘリで飛んで「ベントしろ」といった時には、とっくに手遅れだったわけだ。

会見から消えたメルトダウン指摘の保安院担当者

   メルトダウンという言葉は、3月12日の爆発直後の保安院の会見ですでに使われていたが、これを口にした保安院の担当者は以後、会見に出てきていない。使ってはいけない言葉だったらしいが、2か月経って使わざるをいなくなった。バカな話。

福島でも同じ?

   東工大の鈴木正昭教授は、「心配はしていた。メルトダウンといういい方はセンセー ショナルだったから」というが、原子炉の現状については「いまが最悪の事態。ただ、水が入っているから、これ以上何も起らない」としか言わない。はっきりしたのは、東電のこれまでの説明が単なる推測によるものだったということ。

アルファー線とベータ線「クモの巣」状にクッキリ

   テレビ朝日の原発担当・松井康真アナが、自分で作ったという原子炉の模型を持ち出してきた。正確に144分の1のスケールだと自慢げだったが、これに人間の模型が置いてあって、あらためて原子炉がいかに大きいかがわかる。汚染水がたまっている地下室の天井までは11メートル、圧力抑制室のドーナツのまあ、でかいこと。直径が人間の4倍くらいある。

   松井はこれまでに注水された「1万トン」の大きさを箱で示したが、これもでかい。そのうち3000トンが地下にたまっていた。それを差し引いても、格納容器全体より多いようにみえる。

   青木理(ジャーナリスト)「ウソで隠していたんではなく、コントロールできていなかった」

   司会の羽鳥慎一が「(収束の)工程表はそれ(をもとに)できていたんですよね」と聞く。メルトダウンだけでなく、格納容器の底が抜けていることもわかったから、鈴木教授も「格納容器を水で満たすという工程はできなくなった」と説明した。

   青木「7000トンの水はどこへいったのか」

   鈴木「格納容器の中にかなりあると思われる」

   「ニュースアップ」のコーナーでは、放射線が目で見えるという箱を小松靖アナが見せた。

   「ウィルソンの霧箱」と呼ばれる教材用ももので、雲というか水滴というか、箱の中で何やらが動いている。開発した「(株)ラド」によると、空気中の放射性ガスや宇宙線をとらえ、アルファ線とベータ線が見えるようになっている。これにラドン温泉の砂から採ったガスを注入すると、箱一面にクモの巣か花火のように放射線が広がる。「ラドン温泉にいくと、これに近いものを浴びます」という。

   羽鳥「福島でも?」

   小松「福島はガンマ線なので見え方が違いますが、同じようになるかもしれない」

   目で見えるとこれまたますます不気味なものではある。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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