2018年 7月 19日 (木)

高速道路「東北エリア無料化」でさっそく詐欺

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   高速道路の「土日・祝日上限1000円」の割引制度と50区間で実施されていた高速道路無料化の社会実験が打ち切られ、東日本大震災の被災者支援を目的とした東北地方などの高速道路の無料化が始まった。ところが、新制度を悪用した詐欺がさっそく登場した。

被災証明書ネットオークション

   東北エリア無料通行は自治体が発行した被災証明書と本人確認のできる免許証、住民カードを提示すれば対象となる。区間は東北自動車道や常磐自動車道など20路線だ。

悪質な手口

   この被災証明書がネットオークションで売買されようとしていた。事件を取材した森圭介アナウンサーは、「証明書が出品されていたのはヤフーオークションでした。現在、ページは削除されましたが、今後も似たような手口が続発する可能性が高いと考えられます」とレポート。

   元東京地検公安部長の若狭勝弁護士は、「証明書の売買だけなら罪に問われない可能性もある。しかし、買った人がその証明書を使ったら詐欺罪に当たり懲役10年以下。また、使うために自分名義に書き換えたら公文書偽造罪と2つの罪に問われ、相当に重い量刑となる」

詐欺と公文書偽造の重罪

   キャスターのテリー伊藤は怒る。

「被災者の弱みにつけ込んだ悪質な手口で許せない。しかし、もっと腹が立つのは、1000円割引をやめたことだ。僕たちはこれまで番組の中で、この割引制度を使って東北地方に遊びに行こうと呼びかけてきた。それが被災地支援につながるのだからと。ここでやめたら、高速料金は値上げとなり、当然、観光客も減る。不景気が加速するだけだ」

   司会の加藤浩次も「考えてみたらその通り。東北には観光に行くなということか。なぜ、この時期に打ち切るのか」と話す。森は「しかし、割引制度の財源3500億円が復興資金に回るわけですから」とつないだが、テリーは「そんなのは言葉のあや。被災者への義援金もちゃんと配られてない状況なのに」と納得しない。もともとは、高速道路無料化は民主党マニフェストの目玉の1つだったが、実際は財政的な裏付けがあってのことではなかった。大震災対策を名目になし崩し中止ということだろう。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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