2018年 7月 20日 (金)

慎吾もメイサも霞む大倉孝二「気弱男」の魅力生き生き

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   <幸せになろうよ(フジテレビ系月曜よる9時)>どうも煮えきらないドラマだ。主役の男女が近づいたり離れたり、偶然出会ったりすれ違ったりはメロドラマの定石だとしても、見る人はそれを承知で引き込まれる楽しさを味わう。ところが、その魅力が薄いんだなあ。

   視聴率もそれを示しているようだ。だって、スーパー強敵「JIN-仁」を向こうにまわして同じ時間帯でドラマ部門3位をとっている「マルモのおきて」だけでなく、地味な「遺留捜査」にも負けて5位。華やかなスターが出ていない「マルモ」「遺留」に比べて、香取慎吾、黒木メイサを立てているのにパッとしない。とくに慎吾くんの良さが引き出されていないように思う。

   結婚相談所のアドバイザー・純平(香取慎吾)は、会員が幸せになることを願い真面目に仕事に取り組んでいる。この結婚相談所の様子が興味を引く。対象外の身分なので、のぞいてみる機会がないから。

スター並べて「マルモ」に完敗

   じつは数年前、友人のお嬢さんが結婚相談所に入会、すぐに紹介された相手と意気投合して、2か月後には結婚を決めるということがあった。もちろん幸せに暮らし、もうじき2人目の子供にも恵まれる。親の方が「何もそんなところに入会しなくても…」と言ったらしいが、自分でリスクを取り、道を切りひらいた聡明な女性だと私は思う。

   教育や職場環境の変化により、親世代よりも結婚に結びつく出会いが少なくなっているらしい。もしかしたら、親世代のほうが今より「恋愛結婚」が多かったのかも知れない。まあ、それ以前の「見合い結婚」と違うというだけで「恋愛結婚」というのもヘンな気がするけどね。「恋愛」と「結婚」が結びつく幸運なんて、そうそうあるわけがないんだから。

   というわけで、主人公2人とそれに絡む男・八代(藤木直人)のグチャグチャはもうどうでもいい。相談所の会員で純平をひたすら頼りにしている気の弱い男・小松原を演じる大倉孝二が生き生きとしていて、主役の慎吾くんや二枚目・藤木直人よりも大倉にばかり目がいく。

   あとは毎回、黒木メイサのファッションが楽しめる。派遣の給料で無職の父親を抱えているにしては衣装持ちすぎる気がしないでもないが、派遣らしくファストファッションだと思えば納得もいくような……。

カモノ・ハシ

文   カモノ・ハシ
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