松尾貴史 米国デフォルトより心配?パソコンのデフォルト

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   米国がデフォルト(債務不履行)になりそうだという話を、玉川徹リポーターがスタジオで解説していたところ、コメンテイターの松尾貴史が「パソコンにもデフォルトがある」と不規則発言して、話の腰を折った。結局、なんでパソコンに債務不履行があるのかは、番組では謎のままであった。

「やるべきことをやらない(怠慢・放棄)」

   そこでネット上などで適当に調べると、どちらのデフォルト(default)も「やるべきことをやらない(怠慢・放棄)」といった原意から来ているという。しかし債務不履行はいいとして、パソコンのデフォルトはなんで「怠慢」なのか。

   それにはたぶん、昔はコンピュータでなにをやるにも、ユーザーがいちいち指定・入力しないといけなかったことが関係しているのだろう。「ユーザーが本来出すべき指示を(怠慢・放棄により)出さない場合」に、コンピュータ側があらかじめ登録された設定、値で代替する――。これがデフォルト(設定、値)のオリジナルな意味であるようだ。

   一方、現代のパソコンなどは、なにをするにもパソコン側がはじめから設定を用意していることなど当たり前。設定変更はユーザーの「お好み」でどうぞ――といった優しさである。デフォルトという言葉は残ったが、それはパソコン側が当然ユーザーに提供すべき「初期設定」「標準設定」といった意味合いに変わっていったと見える。

   パソコンがフレンドリーに進化するにつれて、債務不履行のデフォルトとパソコンのデフォルトはずいぶんと縁遠くなってしまったようである。

文   ボンド柳生
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