2018年 7月 21日 (土)

ワイドショーもたまげた中国鉄道事故の「列車埋めちまえ!」

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<今週のワイドショー通信簿>まあ、なんでもありの国とはいえ、世界中を唖然とさせたのが中国の高速鉄道事故の車両穴埋めだ。停止していた列車に後続の列車が衝突するという事故は、安全・人命を軽視して開発優先という中国の体質からすれば「起こるべくして起こった事故」だが、事故調査も始まらないうちに衝突車両をバラバラにして埋めてしまうとは、だれも予想しなかった。

   フジテレビ系の朝のワイドショー「とくダネ!」もこれを原因隠蔽と見て、「こんなことが許されるのか」とコメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)が叫べば、司会の加藤浩次も「事故原因がわからなくなってしまう」と、中国ではそんなことまでやるのかと信じられない表情だった。テレビ朝日系「モーニングバード」は事故からたった1日半で、事故状況も原因もわからないまま運行を再開したことに「これだから怖い」と中国のトンデモぶりに呆れるばかりだった。

温家宝首相の現場訪問で「幕引き」

   その後も中国鉄道省のウソが次々と露見。事故は落雷でシステムが停止したためと説明していたが、落雷はなかったという報道もあるし、救出活動打ち切り後に2歳の子どもが車両内から発見されたりもした。そもそも、衝突した列車は追突された列車の前を走行しているはずだった。

   中国共産党は国内メディアにこうしたことを報じたり、鉄道当局を批判することを封じる圧力をかけたが、さすがにメディアも抵抗し、中国国民の怒りも爆発。「とくダネ!」は「第2の天安門事件」に発展する可能性を指摘した。

   焦った政府は温家宝首相が事故現場を訪れ、事故責任の徹底追及を約束したが、ワイドショーはこれも「『中国鉄道事故』動きはじめた幕引きシナリオ―異例の首相訪問で『もう黙れ!』」(スッキリ!!)と見た。

日本でも福島原発で似たような「隠蔽」

   中国当局の隠蔽、批判封じは、日本でも「福島原発事故に同じような体質が見える」としたのはTBS系の「朝ズバッ!」だった。福島原発でも経産省・東電は事故を小さく見せようとして被害を拡大させ、いまだに広がっている。中国当局は鉄道事故の責任者を逮捕して、場合によってはたちまち処刑という形で責任回避、批判そらしに動くという見方もあるが、福島原発では刑事責任を問う声はまだない。(テレビウォッチ編集部)

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