この国はどうなっているのか!嵐が問題提起する「ニッポンの嵐」ポケット版

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<ニッポンの嵐 ポケット版>6月30日(2011年)に発売され、発売4日間で20万部を突破する売れ行きだったが、8月に入っても順調なセールスを記録している。

   「ニッポンの嵐」は国土交通省観光庁が「観光立国教育」の資料として作成したもので、嵐が地域の魅力や地域社会の直面する課題などをテーマに、若い世代にわかりやすく紹介している。昨秋に全国の小中高校に寄贈され、寄贈本がオークションに次々出品されて、最高10万円の高値がつく騒ぎになっていた。そこで、騒動を鎮静化させるためポケット版を製作、一般発売された。売上金は嵐メンバーの発案で東日本大震災の復興支援のため寄付されることになった。

農業・福祉からエンターテイメントまで

   本を開いてみると、これが思いっきり硬派で真面目でやたら文字が多くて小さい。でも、感動話が満載で飽きない。写真もたくさん使われているけど、決めポーズなし。親類とのファミリーショットや同窓会写真を思わせるような自然なものばかりである。全都道府県のひと口メモや暦や文化、生活といったためになる話をさらりと加えていて、知らない間にうんちくが語れるくらいお利口になれそうだ。

   メンバー5人が自分の興味のあるジャンルをセレクト。大野智は「ニッポンのものづくり」で美術家、奈良美智の出身地、青森へ。相葉雅紀は「ニッポンの福祉、介護」で千葉の宅老所と弁当宅配サービス、奈良の障がい者施設へ。松本潤は「ニッポンの島の人々」で島根の隠岐の島の離島へ。櫻井翔は「ニッポンの農業」で奈良のお茶作りを体験。二宮和也は「ニッポンのエンターテイメント」で京都の任天堂本社と東京のスタジオジブリを訪問した。

   大野は「うわ―」「いいなー」「すげー」を連発しながら、雪の中に立っている奈良作品(大犬)にまたがって大はしゃぎ。木からスプーンを彫り出したり、刺し子に初挑戦。感性豊かなアーティストぶりを披露している。二宮は宮崎駿のトークで、いまどきの若者やCG一辺倒のアニメの惨状に愛想を尽かし、ダメダメ話を続ける宮崎御大にびっくりしながらも、何とか元気づけようと懸命な姿が印象的だ。

   最後に各自がお土産と写真を見せ合いながら、旅の報告会をする。農業のなり手がない、地方に若者がいないなど、教科書とは違う現実を、嵐と一緒に体感できる。

知央

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